「レン君…クオ君…」
私の前にレン君とクオ君が居る。
でも、彼等は正気じゃない。
【あの御方に逆らった報い。受けさせてもらう】
「レン…私だよ…リンだよ…!」
【分かってるさ。でも、家族より大切な物を僕は見つけたんだ】
「仕方ない…」
リンちゃんは魔法を唱え始めた。
「汝、我の妨げと成る時。汝炎に包まれんこと」
リンちゃんがそう唱えたときレン君の周りに炎が回った。
【…成る程ね】

【ミク…君はあの御方にどうしても逆らうんだね?】
「うん…私の思いは変わらない」
【そう、なら。汝、我の前へ立ちはだかる時我、汝を葬らん】
「そんな物!」
【よけるのか…!ミク…】
「クオ君、私は、どうしてもこの道を歩まねばならないの」
【俺達は…対立する運命なんだね】

「ふう…全く。何でなのよ」
私は、ミク達を見てこう呟いた。
「何で、あの子達が、対立しあわねばならないの…」
【だって、僕達はそういう運命なんだから」
まさか、彼が居るなんて。
【やあ、ルカ】
「ルキ…貴方もなのね…」

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夢の魔法世界【嫌だった世界】

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投稿日:2011/10/01 19:34:31

文字数:439文字

カテゴリ:小説

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