苦しそうに笑う君の顔を
割って 裂いて
零れた雫の跡をなぞるの
渦巻いた命の欠片
そっと手に取って
淡く滲んだこの色に何を思う?
―希望?
本当は「側に居て・・・」と
叫びたかったはずなのに
声が 誰が? 君が
それを拒んだ
傷だらけの手で答えを探してるの
ねぇ 君は僕で僕は君のなんだ?
ひび割れた涙落ちて
揺れる視界
壊れた記憶の隅で眠るの
囁いた誰かの声が
ずっと広がって
何度も探し続けてた名前を呼ぶ
―――?
「ねぇ、待って、ここにいるよ」
うるさい無音の中で
声は 愛は 僕は
何を望んだ?
嘘まみれの心が落ちる音がした
もう 何が僕か分からないんだって
―君も
本当は「側に居て・・・」と
叫びたかったはずなのに
声が? 誰が? 僕が
それを拒んだ
傷だらけの手で答えを探してたの
「離れ離れだ・・・」
散々手を伸ばして
伝えたかったはずなのに
愛も 過去も 君も
僕が殺した
逃げ場をなくした心を掴んだまま
そう 僕もここで息を止めるのさ
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葵木ゴウ午後ティー
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