カラスの羽さえ白く染めるほど
空も道も雪色です
聞こえてくるのは孤独のような足音と息遣いだけ

もしも君がそばにいたら
「眼鏡してても睫毛に雪が触れるよ」
なんて 子供みたいに笑うのでしょう

冷え込む冬が嫌いです
ひどく消耗してしまうから
ぬくもりの対価は油だけではなく
想い出もなのでしょう

あなたの不健康そうな横顔が
今も昔も好きです
覚えているのは子犬のように君の手が触れてきたこと


僕にもう少し背が有ったなら
あの日 冷えた君の唇を温めてあげられたのに


寂しい冬が嫌いです
ひどく後悔してしまうから
ぬくもりの在り処を探すだけではなく
悲しみが積もるのです

降り続いていく孤独のような 雪

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

孤独の雪

なまはげの生息地より。
心まで冷え込んで優しくなれない季節ですね。
風が吹くと頬に雪の粒が突き刺さるようで辛いです。
学校の帰り道苛々した腹いせに書きました。

たまにコメント頂いて本当に有難く思っております。
この場を借りて感謝させてください。嬉しかったです。

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投稿日:2008/12/27 15:52:08

文字数:305文字

カテゴリ:歌詞

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