[某所 モニタールーム]
「ふう…説明って疲れるもんだぜ…」
 ルコ―欲音ルコがため息をつく。
「お疲れ様…といいたいところだけどねルコ、あんた重要なこと言い忘れてるわよ。」
 こう冷たく言ったのはテイ―健音テイだ。
「そうそう、せっかく皆が持ってるフォン、高度なやつなのに、何の説明もなしにどう使えって?」
 こう言ったのはテト―重音テトだ。
 それを聞いて思い出したルコはしまった、という顔つきになる。だが直後冷静な声がルコ達三人の後ろからした。
「問題ない。既に皆のフォン宛にメールを送信しておいた。使い方を書いてな。」
「おお、デフォ子頼りになるなあ!」
 テトが尊敬のまなざしを向ける。デフォ子と呼ばれた女―唄音ウタは、何も言わずに立ち上がり、部屋を後にした。
 その直後、新たに二人が入ってきた。桃音モモと、波音リツだ。
「皆さんのお茶と、あの方からの伝言をお持ちしましたよ。」
「今はまだ待て、だってさ。」
 二人は口々に言った。
 それを聞いたテトはモモから受け取った紅茶を口に含み…ほほ笑んだ。
「高みの見物、か…面白いじゃないか。」
「…ん、おい見ろよ。」
 ルコがモニターの一つを指差して言った。それを見た皆の目が細まった。
「ミクさんがメイコさんの所に向かってますわね。」
「早速バトルスタート…かな?」
 

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

BATTLELOID「STAGE0.5」

説明はBATTLELOID「BEFORE GAME」を参照してください。


このゲームでは、裏側で動いている人がいる。


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投稿日:2014/05/25 19:56:47

文字数:572文字

カテゴリ:小説

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