丁寧に描き続けた道筋を
雨が流すよ嵐が消し去るよ
その度に僕らは立ち尽くし
何も言わずに繰り返してく

賽の河原だから仕方ない?
謂われなく消し飛ぶ石積み
ルールが無いなら卑怯でも
出し抜いてやろうじゃないか

超撥水性のインクで記せば
雨も墨も泥水かぶったってさ
石に鉄骨通して接着剤もして
鬼の足が砕けてしまえばいい


敷かれたレールの行き先に
目を覆いたくなったんだよね
宇宙でただそこしかないって
考える暇も余裕も無いままで

常識だからこれは仕方ない?
足取りがおぼつかなくなって
窓から眺めた風景にいつか
辿り着きたいと思ってたかい?

何もかも捨て気持ちを軽くして
レールの継ぎ目に合わせて飛べば
割と簡単に離陸出来たりするんだ
架線に気を付けて頭低くして


だってそうだろう?おかしいだろ?
なんで自分の足跡に許可がいるの?
伸ばす指先も視線も言葉も歌も
育まれた最先端のたったひとりだ

間違いをおかすから見ていてよ
過ちを繰り返すから聞いててよ
じゃなかったら放っといてよねぇ
大人たち納得させるための人生ゲーム

新しい物が生まれ欲しい物も変わる
目に留まる宝物は古びても汚れても
大切な自分の一部になっていく
あなたの思い出はどんなだった?


泳げなければ丸太に捕まって流れ
飛べなければ凧に吊るされ浮かび
そんな図鑑の大冒険に憧れては
近所一周で傷だらけで帰ってた

思い出したくない過去があっても
その体験が動くときが必ずある
混ぜたイマジナリ正解は不明
開けても分からぬシュレティンガー

結局どんな人の地図にあるのは
身の回りだけ目の前の事だけ
参考になっても役には立たない
水を弾くインクで書くしか無い


泥水をたっぷり被りながらさ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

うおだぽうるふ

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投稿日:2021/12/20 22:18:41

文字数:737文字

カテゴリ:歌詞

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