「別れよう」

今日は12月24日。
恋人達が愛を確かめ合う日。
そんな日に、君は僕に別れを告げた。

深々と降る雪の中で君は涙を流して僕に言う。
「別れよう」
僕は泣いて言う。
「幸せにしてあげたかった」

君が幸せなら、そう決めて、あれからもう3年。

偶然君を見かけた。
嬉しくて、愛おしくて、そしてちょっと切ない。
そんな気持ちが胸に溢れた。

目頭が熱くなって、景色が歪んだ。
“ああ、まだ君への想いがこんなにある”

声をかけよう。
はっとしてのばしかけた右手を下げて、声を殺した。

そうか、あれからもう3年。
君にも好きな人が出来たんだね…。


君と居たときの服を全部譲った。
もう、振り返らないように、迷わないように。


今年の冬も深々と雪が降る。
あの冬僕は涙に濡れた恋をした。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【巡音ルカ】深々と降る雪の中で

別れと始まりの歌詞です。

閲覧数:151

投稿日:2010/08/06 09:53:31

文字数:352文字

カテゴリ:歌詞

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