旅路が途切れてく　右も左も失す
底を尽きた糧が　今ある現実(イマ)物語る
他人(ヒト)を待つこの旅路に人工物(ヒト)の気配無し
いずれは烏の餌となる？

飢えと渇きに支配されていく螺旋
歩けど見えるのは木々の壁と他の生物(チクショウ)と……
何も変わらぬ螺旋は生命(ヒト)を蝕む
仕方が無いから飯を狩(ツク)る

形(ヒト)は人工物(ヒト)を失っていると
そう　戻るまで精神(ヒト)を保つため
野生(ゲカイ)を身に着ける

覚えて　覚えてる　自分(ヒト)という
他ならない唯一の存在理由(アカシ)
いつまでその手に掴んでるの？
アナタハドチラサマ？

食イ足リナイ暗闇　アァソコニ居タンダ？
隠レテモ無駄ダヨ　私ノ目ハヨク見エル
ガサガサ音ヲ立テテモ　ヨク聞コエルンダ
私ノ居場所奪ッタ罰

形(ヒト)は生命(ヒト)を保つために
精神(ヒト)を捨ててしまうの？
静かな闇から人間(アナタ)を狙ってる

忘れて　忘れてる　自分(ヒト)という
他ならない唯一の存在意義(アカシ)
ヒトとは異なるアガリビトの名
無意識に刻んだ

迷い人は犯したその土地の咎を刻まれ
その地を守る守り人に為り果てる

消えてる　消えていく　自分(ヒト)という
元ある自ら名乗る実存主義(アカシ)
人間(アナタ)を見つけて　笑みを浮かべ
「地獄に果てていけ」
忘れて　忘れてる　自分(ヒト)という
他ならない唯一の存在意義(アカシ)
人間とは異なる崇り人の名
無意識に刻んだ
アナタハドチラサマ？