グ「テトさん、なんであたしたちに頼んだんですか?」

グミ姉がテトさんに問う。

テ「えー…それは、その……すみませんでした…実は、僕は女帝の専属の使用人なんです」

ミ「え!テトさんが女帝の!?」

テ「はい…。それで、女帝が悩みがあると言っていまして、誰か相談に乗る人がほしいと言っていたんです」

カ「相談に乗る人は誰でもよかったの?」

テ「そうです。だから適当に誰かを探していたんです…」

それって、テトさんが相談に乗ればよかったと思うけどなー…
どうしてだろ? 聞いてみよう。

リ「テトさんが相談に乗ればよかったんじゃないですか?」

テ「そっか! 別に僕でもよかったんだ~…。はぁー僕は実にバカだなー」

あれ? なんかどこかで聞いた台詞だったと思うけど、なんか違うな…君じゃなかったっけ。
そんなことどうでもいいか。

テ「で、再び申し訳ないのですが、女帝の相談に乗るのを一緒に来てほしいんですけど…だめですかね?
専属の使用人といっても女帝は怒りっぽいから、怖くて…。あ! 今のは内緒ですよ」

女帝って怖い人なんだ…そんなイメージはなかったけど、まあ会ってみないと分からないし。

グ「あたしたちでよければいいですけど…ね? みんな」

リ「私は別にいいけど」

レ「俺もいいよ」

ミ「おもしろそう! いってみようよ!」

カ「じゃあ決まりだね!!」

やっぱりみんな女帝に会ってみたいのか、わくわくした様子で答えた」

テ「ありがとうございます!! じゃあ行きましょう!」

テトさんの後に続いて屋敷まで歩いた。
屋敷は町の少し奥のほうにあった。



テ「みなさん! ようやく着きました!」

歩いて数十分でついた。屋敷の周りは、町に咲いていたあの赤い綺麗なバラがたくさん咲いていて、とても綺麗だった。

カ「…すごい綺麗なお屋敷だね…」

テ「こちらの門から入ってくださいねー」

テトさんが門のところまで来て門を開けてくれた。

レ「庭もあるんだね。スゲェ綺麗!」

門を抜けるとこれまた綺麗な庭があって、またまた綺麗なバラが咲いていた。

リ「バラのいい香りだね」

グ「そうねー! そういえばお酒のにおいもきえた!?」

ミ「いつの間にかバラの香りでかき消されたのかもね」

カ「だから少し気持ち悪いのが治ったんだ!!」

確かに兄さんはこの町に来る前よりだいぶ楽になっている気がする。これもこのバラのおかげなのかな。

テ「あのー。カイトさん、屋敷の中にはいるとき注意してくださいね…?」

カ「え、なんでですか?」

テ「入れば分かりますよ」

庭の真ん中に続く道を進んで、屋敷の玄関まできた。
テトさんが扉を開けた。それと同時にあのお酒のにおいがまた漂ってきた…

カ「…お、お酒だ…そんなー」

兄さんはあまり嬉しそうな顔をしてなかった。
町に入る前のあのお酒のにおいはたぶんここの屋敷からだったんだ…
だからいたるところにバラが植えてあって、においを消しているのかもしれない。

テ「迷子にならないでくださいねー。探すの面倒ですから」

テトさん…ずいぶんと適当な理由だな。

屋敷の中は長い廊下が続いていて、大きな病院みたいだった。
少し薄暗くて寒気がする。ほんとに病院みたいだな…

長い廊下をすすんでテトさんが言う。

テ「ここの階段から二階に上がりますよ、ちゃんと着いてきてくださいね~」

ミ「テトさん、ほかに人はいないの?」

テ「んー、そうですねーこの屋敷にいる使用人は僕を入れて3人ぐらいです」

少なっ!! 3人って…

階段を上り終わって、また廊下を進む。ん、2階の廊下の突き当たりにドアが見える。
きっとあのドアの先にいるんだろう。


やっぱり予想は当たった。
テトさんはドアの前まで来ると、一言声をかけた。

テ「テトですけど、相談相手を連れてきました。入室よろしいですか?」

女帝「いいわよ」

ドアの向こうから女の人の声がした。テトさんは許可をもらったので、すぐにドアに手をかけて開けた。


中にいたのは、綺麗な女性だった。
しかしその女性とはあまり似合わない気もするが、部屋の中には…たくさんのビンや缶があった。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

童話の中の住人たち 5

ようやくついたよー! おせェww
使用人3人…ほんと少ないなww

閲覧数:257

投稿日:2011/04/24 17:30:00

文字数:1,750文字

カテゴリ:小説

  • コメント3

  • 関連動画0

  • 紅華116@たまに活動。

    テト可愛い!! 多少バカのほうが可愛いんだよww
    め…ではなく女帝の相談って何だろ?めんどくさs(((
    バラの香りって結構好き!!女帝に良く似合うしねwww 赤がww
    何か色々悪食娘みたいwww

    続きも読んでくる!!

    2011/04/25 21:16:26

    • シベリア

      シベリア

      そうだよねww
      多少バカのほうがかわいいよね♪
      相談といってもそこまでたいしたものじゃないよ^^
      バラの香りいいよね?
      というかもうコンチータ様でいいんじゃないかって、自分でも思ったりしてww

      2011/04/25 21:22:50

  • 秋来

    秋来

    ご意見・ご感想

    テトバカだwww
    自分が相談乗るのがめんどくs((
    これが理由だと思ったwww

    m-ちゃんでたね^^(とりあえず名前出してないよ^^;)
    バラのにおいで酒の匂いを消すとは・・・バラすげぇ・・・
    わたしもその部屋はいるの無理そうwww
    匂いきついからね・・・

    使用人3人だと!?
    まるでコンチータの屋敷だ・・・
    あの屋敷も少なかったよね^^

    2011/04/24 19:14:54

    • シベリア

      シベリア

      テトはしっかりしてるけど、たまに馬鹿っていう感じがよかったんだ!!
      でもcoffeeの考えもあってるよ! 
      最初そういう風に考えてたからww

      そう! Mーちゃんだよ!M?ちゃんww
      バラでにおいを消すのは誰が考えたんだろうね(((お前が聞くな
      ほんと、バラすげえwwほしいよそのバラww
      お酒のにおいって気持ち悪くなるよねwwなんかww

      使用人の一人は実はうちなんだ!((((嘘言うな
      コンチータ様も周りにいた人がメイドと召使とコックの3人だったよねww
      人数がww少子化かなww

      2011/04/24 21:47:53

  • 絢那@受験ですのであんまいない

    おっ、女帝の登場!その名もMEIK(((

    つくづくKAITOの気持ちがよく分かるよ。
    テト、「僕は実にバカだな」ってwww可愛いwww

    てかあのコスプレの事が頭から離れない…
    真剣に、皆に猫耳プレゼントしたいんだけどwww

    2011/04/24 17:48:27

    • シベリア

      シベリア

      そう! そのMさんだよ!!
      兄さん…毎度毎度いろいろとごめんね!
      「君は実に馬鹿だな?」って一度言ってみたい台詞!
      今回のテトは自分に対して言ったよ!!

      うちもマジでみんなにぬこみみや、メイド服、スク水に、巫女ryとかいろいろあげたい!!!
      それで着てもらって写真を((((

      2011/04/24 21:39:14

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