ひらひらひらり落ち葉は枯れて
くるくるくるり幼子(おさなご)遊び
私は独りこの木の下(もと)で
貴方を待ちぼうけ


鮮やかに散る秋の紅葉(もみじ)が
あたりを染めてゆき
寂しげに落ちる言の葉を
抱き留めるように


まだ帰らぬ貴方をいつまでも此の場所で
待つ私は季節に彩られてゆく
まだ消えぬ思ひ出はいつの刻か此の場所に
帰る貴方とふたつの影法師



はらはらはらり木枯らし吹いて
きらきらきらり星は瞬き
私は独りこの長き道
貴女に逢いにゆく


艶やかに映る夕(ゆう)の日暮れに
瞳を細ませて
揺らめいて消える灯火(ともしび)を
又灯すその手を


まだ見えぬ貴女はいつまでもあの場所で
歩む私のこの脚立ち止まらぬように
まだ癒えぬこの傷はあの刻を思ひだす
待つ貴女とふたりの夢語り(ゆめがたり)


まいだくかるえらずぬあふなるた
まぶだにみすえくぬはあどなえた

まだ消えぬ想ひをいつまでもあなたに

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

あなたに綴る。

秋をイメージして。
1番がリン、2番がレンですー

歴史的仮名遣いをマスターして書き直したい・・・。
Y先生に聞こうかな・・・。(←

閲覧数:135

投稿日:2010/10/01 17:11:17

文字数:404文字

カテゴリ:小説

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