※sm6294445様を見て、勝手に書いた後日談っぽいものの続編です。
※方言おかしいです。多分日本語もです。キャラもです。私の頭のねじは全て取れt(ry
※時期おかしいというツッコミは無しで。
※各Pとはまったく関係ないです。私の勝手な妄想です。すみません…。
※日本語、方言変、とか誤字脱字あれば遠慮なくどうぞ。




「カイトーカイトー?」

「早く出てきてーマスター呼んでるよー?」

夜の10時。
ルカとテトが、部屋のドアを叩きながら部屋に居るであろう人物を呼ぶ。
しかし、反応はなく、二人は仕方なくドアを強行突破した。




殿下のはっぴぃばぁすでぃ-2話ー
  ~2月29日の誕生日~





「カイトー!?はやくしてー!マスター怒っとーよ!!」

テトが少しイラついた口調で叫ぶと、ベッドの上でぐちゃぐちゃになっていた布団の塊がびくっ、と動いた。

「そこだ!行けルカ!」

「はぁーい」

テトがベッドを指差すと、ルカが布団をそこで丸まっている殿下からはがす。

するとそこには、目と鼻を真っ赤にしてぐず、と鼻をすする殿下がベッドの上で丸まっていた。

「ルカちゃん、やめて」

そう言うと、殿下は枕に思い切り顔をうずめた。
始めてみる殿下のその表情に、ルカは思わず困惑の表情を浮かべる。


「俺、どうせ誕生日ないし。だから、二人ともほっといて」

「カイトー、マスター呼んどーよ」

「…」

「カイト、」

いじけている殿下に、テトが声をかける。しかし、やはり返事は無い。
その殿下の態度に、ついに怒りが頂点に達したテトは、とりあえず殿下の頭に肘鉄を喰らわせておいた。
すると、殿下は頭を押さえて涙目で叫ぶ。

「っっっちょっ!!!!
テトちゃんなにするとー!?」

「早く起きてー。
マスター怒っとーよ。たっく、世話かかるとねー」

「…本当はテトちゃんのほうが俺より年上の癖に…」

「あ゛ぁ!?誰が若作りのババアとね!?」

「そんなんいっとらんよー!!」

そんなこんなで殿下はベットから引きずり出された。


「…何処行くと」

「関西弁Pの家とよ」

「えぇ!?」

殿下は、心から面白くないです、という表情を顔に出しながら伝票Pと、テト、ルカと一緒に夜道を歩いていた。
結局あのまま、事情もわかっていないのに連れ出されたのだ。

そして、不機嫌なまま問うと、まさかの答えに殿下は少し青ざめた。
昼間、あんなことを言ったのだ。
気まずい。凄く気まずい。

「あー…俺ちょぉ用事が…」

「何処行くとね?」

「サーセンテト様」

逃げようとしたら、悪魔が俺のマフラーをしっかりつかんでにっこり笑っていました。
怖いですテトちゃん。
そう思いながら殿下は仕方なく伝票Pとピンクガールズのあとをとぼとぼ歩く。

「…何でこんな夜中に先輩の家行かなきゃならんと?
だいたいこんな時間まで起きてるとお肌に悪いとよ」

そう、今は深夜11時。
なぜこんな時間に関西弁Pや、閣下、その兄弟に会わねばならないのか。
しかし、返ってきたのは「つけばわかるよ」という言葉と、「うるさい!男の癖にそのもち肌はけしからん!!」というテトの声だけ。
良く判らないまま、殿下は、関西弁Pの家についてしまった。


「おじゃましまーす」

ついに関西弁Pの家に着いて、勝手に玄関に入る。
しかし、いつものように誰かが出てくるわけでもなく、そもそも電気がついていないらしい。

だが、伝票Pと妹達はすたすたとリビングへと歩いていく。
いや、あの、リビングも真っ暗です。やっぱりこんな時間に遊びになんて…、と思いながらついていくと、リビングのドアのところで待っていて、と言われた。
3人はさっさとリビングへ入ってしまう。
ドアがばたん、と閉められたあと、殿下はドアに寄りかかって座り込んだ。

「いったい、なんなんよ…」

涙目でぼそり、とつぶやく。
そうしていると、リビングから声が聞こえてきた。

『3人とも遅いやーん』

関西弁Pのメイコさんの声。

『だってー、カイトが不貞寝して泣いてるんだもん』

テトちゃん余計なことは言わんといて。

『えー!?殿下泣いてたの!?もしかして閣下がいじめたんでしょー』

これはぱぴこさん。
もしかして、ぱぴこさんが居ると言うことは、

『いったいどうしたんですかー?』

やっぱり、芋っ子さんも。
そのまま、三角座りで膝に顔をうずめる。

わけがわからない。
なんで、俺だけここにいてみんなは楽しそうにやっているんだろう。
俺はここで何をしているのだろう。

ゴツンッ!!

「痛゛ーーーッ!!いったいなんなんよー!!」

「おわッ殿下!?大丈夫か!?」

本当に何なんだ今日。頭が痛い。今ので馬鹿になったかもしれない。
頭を押さえつつキッとしきりに謝ってくる人物を睨みつける。
そこには、ほんとごめんな、と謝る閣下が居た。
そう、ドアに寄りかかっていた殿下はいきなりドアを開けた閣下のおかげでこんなことになったのだ。

「閣下ーどうしたのー?なんかすっげえ音したよ」

とてとて、と音がしてドアの向こう側に小さな人影が現れた。
いうまでもない、それは、

「ぱぴこ、さん…」

「およ?殿下どうしたの?」

いつもと殿下の様子が違うのに気付いたぱぴこが首を傾ける。

「何処か痛いのー?」

そういうと、ぱぴこは服の袖がだぼだぼの手で殿下の頭をそっとなでる。

思わず涙腺が緩みかけているのを感じ、それを我慢する殿下。
そこへ、もう一人の声がした。

「みなさん?」

芋っ子。
彼の存在を認識したとたん、我慢していた涙があふれ出た。

「わゎっ!?殿下さん!?」

「殿下!?」

「やっぱり何処か痛いの!?」

ぼろぼろと涙が溢れてくる。
なんだろう、今日は泣いてばかりだ。

自分の頭をなでてくれる3人の手は、とても優しかった。


「殿下さん、落ち着きました?」

「は、はい…」

そう言ってふらりと立ち上がる殿下。
あぁ、情けない。
そう思っていると、ぱぴこが閣下にぽかぽかと殴りかかっていた。

「痛!何すんねんぱぴこ!」

「だってー!閣下が殿下泣かすからぁ~!!」

「そ、それよりも二人とも!もうすぐ時間じゃないですか!?」

ぱぴこと閣下の言い合いをさえぎって芋っ子が腕時計を指差して叫ぶ。
するとぱぴこと閣下も叫び、そして慌てる。

「やっべ!あと1分くらいしか無いじゃん!」

「ええー!?
と、とにかく殿下!さっさとこっち来ぃや!」

「へ?へ?な、何の話?」

話のわからない殿下がそう言うと同時に閣下が殿下の腕を引っ張る。

「え?え?」

リビングのドアがガチャ、と開き、殿下がぱぴこと芋っ子に押されてリビングに足を踏み入れた途端、沢山の破裂音と共に、リビングの明かりがついた。


まだつづく

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

殿下のはっぴぃばぁすでぃ -2話ー ~2月29日の誕生日~

続きですー。
とにかくやっぱり最年少でお子様な殿下と、おばさんなテトさんが書きたかったんです。あとぱぴこのナデナデ。

え、なんで福岡から関西ひとっとびかって?
…魔法?
いや、なんかボカロパワーというか、ネタだから気にしないでorz
あ、前のページはもう止めましたwwあきらめたw

あと1話くらいで終わるかな…?まあわかりやすい展開ですがwwww

というか耳鳴り止まらないwもう寝よう…。

ぱんつP、関西弁P、アイス芋P、伝票P本当にすみません!!

追記
ちょwwwwタグwwww
いや、確かにテトちゃんツンデレに見えますね!不思議!!
というか、殿下ピンクガールズに対してちゃん付けで良かったんでしょうかwwwww
あと涙目タグwww違います奥さんこれ号泣っすよwww

タグ有難うございまーす!!!

閲覧数:846

投稿日:2009/07/05 02:21:17

文字数:2,844文字

カテゴリ:小説

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