※『シャングリラ』シリーズの流れを汲んでいます。
ご存じない方は、先に本編を読んでいただくことをお薦めします。
シャングリラ・十二話補足のひとコマ③
※十二話内に入りきらなかった小話
「そういえばさ、篠ちゃんって、所長と一緒に住んでるんじゃないの?」
「ん?んー、二十歳になってから、一人暮らしを始めたからな。加奈さん家の近くのマンションに、部屋借りて、」
「なにも、出て行かなくたってよかったのに…。ただでさえ瑞樹がいなくなって、篠武さんまで…。私、寂しいわ、」
「…いや、だっていつまでも世話になるわけにもいかないし。子供が普通に自立したと思ってくれれば…まぁ、厳密に言えば『自立』じゃないんだけどさ、」
「ねぇ。今からでも、また一緒に暮らさない?貴女の部屋、まだそのままにしてあるのよ、」
「…お断りします、」
「え?なんで?せっかく所長がここまで言ってくれてるんだし、いいんじゃないの?」
「いや、絶対無理、」
「…あの、…篠武さん、それはオレと二人きりでここにいたいと解釈しても?」
「うん、加奈さんの家に戻るくらいなら、カイトと一生ここにいてもいい、」
「え、そこまで!!??」
「酷いわ、私が嫌いなの?」
「加奈さんは好きだけど、あの家は嫌だ、」
「…所長の家って、何があるんですか?」
「ふふふ、家がって言うか…シノブの部屋が、かな。母さん、女の子が欲しかったみたいで、シノブの好みを丸無視して、思いっきり少女趣味に飾り立てていたからね、」
「花柄のカーテンも、ピンクのフリルのベッドも、たくさんのぬいぐるみも、全部全部いらない…。やめてくれ、オレの服にバラの香水をかけるな…、」
「え、あれ?篠ちゃん?」
「あーあ、シノブがウツ入っちゃった、」
「篠武さん、大丈夫ですか!?お気を確かに…、」
「あらあら、そんなに照れなくてもいいのに、この子ったら、」
「あああ、本気でやめて、お願いだから鞄の中にレースのハンカチを忍ばせないで!!!」
トラウマ刻まれました。
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