どれだけ君を待っていたことだろうか
その涙で重たくなっている眼が開くのを
深い夢に落ちているようで
奏でられた幻はいつもどこか綺麗で
一瞬 震えたあの美しい空に吸い込まれそうだよ
まだ君を光の中で探しているみたい
憂いの積もった季節の隣で
ずっと流れている悲しみが
今でも眠っているんだろう
どれほど眠りについていたんだろうか
夢の中で朝焼けの向こうを指さしていた
眩しい光を遮るようにして
覚えたての寂情で覆い隠した
きっとたぶんもう巣食われることは無いかもしれない
今も君を光の中で探しているみたい
その流してくれた涙の意味を
僕はあの花が開くその日までに
どれだけ分かれるのかな
氷で覆われた内側にある
その微かな光を抱いて
この閉じゆく眼に
別れを告げるんだ
まだ君を光の中で探しているみたい
憂いの積もった季節の隣で
眠る幻日を通り抜けた
君が待っているんだろう
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