A
もしもまた君に会えたら
息止めて遠く遠くに
行きたいと願う心は
どうなるんだろう
もしもまだ許されるなら
泣きたくて泣けない夜も
素晴らしい記憶だったと
笑えるかな
B
こんなにも違う形が 愛おしいなんて
答えもわからずに
どうすれば愛されるのかを
探し続けてた
S
「さよなら」 言えないくせして
埋まらない距離がただ遠くて
霞んだ笑顔に溺れていく
まだ、覚めないで
A
正しさも後ろめたさも
同じだけ心に積んで
苦しげに息を啜った
静かな朝
転んでも傷を負っても
絶え間なく降り注ぐから
痛みさえ愛おしいよと
笑えたんだ
B
こんなにも綺麗なものが ただ恐ろしくて
答えもわからずに
眩しいほどの光の中
叫び続けてる
S
「好きだよ」 最後を知った
あの夜に落としてきたものを
今さら欲しいと願う僕を
ねえ、笑ってよ
S
「さよなら」 言えないくせして
埋まらない距離がただ遠くて
霞んだ笑顔に手を伸ばした
まだ、消えないで
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いやに小さな足音がする
潜めた声で名前を呼んでも
振り返ることはもうできないのに
どうしても諦めきれない
B
言葉を忘れたかった
伝える声 思い出した熱
触れられないままでいいから
その声で その温もりで...君の形をしている
ナツキ
A
そうじゃない そうじゃないんだ
くそったれな世の中だって
理不尽で残酷なだけの結末を
僕は救おうともしなかった
B
もうやめろと心が叫ぶ
しわ寄せはいつも後だ
泣きたいほどの温もりも知らないで
それでも信じていたいだなんて...願ったのは
ナツキ
A
絶え間なく 降り注ぐ
雫をただ 見つめてた
傘を差せば 見えなくて
あなたの顔が 見えなくて
B
こんな風に終わるなら
初めから あなたになど
出会わなければよかった
愛さなければよかった...雨に恋う
ナツキ
A
時を止めた君の痛みが
もう消えることはないことを
悲しく思うのは罪だろうか
君の涙も拭えない僕が
B
僕は君のそばにいるのに
君の名前を呼んでいるのに
君は僕の向こうを見つめ
ただ苦しげに息を啜った...世界の終わりに星が瞬く
ナツキ
A
振り返ることすら できずにいたわ
あなたから離れても あたしはきっと変わらず
どこまでも痛みは 痛みのままね
捨ててから気づいた この傷跡の塞ぎ方
B
たとえこのまま歩き続けて
その先でまた出会えても
きっと許されないこと
わかってる...愛の終わりに
ナツキ
A
作られた悲しみが頬を伝う
誤魔化し続けた痛みが今さら
今さら胸を締めつける
「バカみたいだ」
呟いた、ぽつり
B
嘘つき 嘘つき あなたは嘘つき
それなら それなら 本当はどこ?
いらない いらない あなたはいらない...そこに光があるなら
ナツキ
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