晴れた空の色
憎いほど輝いて
夏の暑さを
吸い込んだ雲が浮いた

明日また同じ時間に
秘密基地でね、って
守られなかった約束を
まだ追いかけている

冗談じゃないよ
怒ったところで
無力な僕は小さくて
不条理な世の中に
叩き潰されそうだ
二人分のラムネは
粉々に飛び散って
見たくもない景色を
乱反射していた

蝉の鳴き声も
深すぎる海の青も
君を何処かに
隠して仕舞ったんだ

今日また同じ時間に
いつも通りにさ
佇んでいる気がして
また会いにいく

冗談じゃないよ
泣き疲れて
腫れた瞼の裏側に
不敵な笑みの君が
焼き付いているんだ
二つ並んだラムネは
鈍く温度を上げて
見たくもない景色を
酷く濡らしてた

走って走って
遠くへ高くへ
叫んで叫んで
空の中へ吸い込まれて
君と一つになれたら

冗談じゃないよ
泣き疲れて
腫れた瞼の裏側に
不敵な笑みの君が言った
「また明日」

無力な僕は小さくて
不条理な世の中に
叩き潰されそうだ
二人分のラムネは
粉々に飛び散って
見たくもない景色を
乱反射していた

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夏色ラムネ

閲覧数:233

投稿日:2021/09/09 20:51:13

文字数:456文字

カテゴリ:歌詞

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