君が咲くと
私の泣き顔が咲くだろう
矛盾と言う名前の蕾が空に向かって
光を求めてしまった

季節外れの開花は突然だ
早咲きの桜だってテレビのニュース番組で知った
少しだけ不安です

この記憶もいつか春の陽炎のように
季節の香りを纏い浮かび消える
浅葱色の風が撫でるその髪も
君の横顔も
今はもう

私にとってあと数回の役目となる
桜なんて
どうだって良いよ
早いとか遅いとか
そういえば
君と喧嘩した冬に咲いていたのはミスミソウ
走馬灯に流れるような時にはいつも

花が咲いていた
十七歳の
花が咲いていた
その花は
あまりに美しくて
私も花になってしまいたかった

君の涙の訳を知ってたとしたって
2人の秘密と笑って言うのだろう
私の今もきっと変わって行くんだろう
それは悲しい事じゃないはずなのに

季節を追い越した
君の影は記憶になる
街は春だ
ゆりらゆりら落ちる花びら
それは記憶のようでした
染み込むその愛は桜の色で溢れてる
風が吹いて
きらり落ちる涙も乾き
その花は枯れると気付いたんだ
それならもう忘れないまま
サヨナラをして君の街で生きるよ

星が流れても
私は独りで
眺め続けよう
もう春になるね

その花は
季節が巡って街を彩る
その花は
春を知った

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

花葬 / 初音ミク

BPM120→150→180
花葬(カソウ)
過去に投稿した「ユウレイター」に関連する曲です。

閲覧数:388

投稿日:2024/03/01 13:31:24

文字数:535文字

カテゴリ:歌詞

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