なみだの雨 ほら目を開けて もう大丈夫だよ
どんなときも きっとまた歩き出せるよ
今年もまた同じ季節が巡ってきたねと
将来の地図も描けていないけど
形のないこころの在り処を探し続けて
まっすぐに君の目も見られないまま
こうして大人に変わっていくのかななんて
ぼやいてはそれで十分だと息を止めた
なみだの雨 君を濡らして 通り過ぎる前に
折り畳んだままの傘そっと渡した
ありきたりの言葉じゃきっと伝えられないから
ひとり分の場所を分け与えてみるよ
寂しいほど人は誰しも温もり求める
一人に慣れてしまいたくないから
というのは嘘でただ愛情がほしいだけ
呟いた それが本当かは知らないけど
泣きだす空 ひとり見上げて 肩で息を吸った
ふたり分の場所は傘の下にはない
なみだの雨 ぼくを濡らして 通り過ぎる度に
君のことばかりが浮かんでは弾けた
なみだの雨 君を濡らして もう泣かないでよと
ひとり分の場所がぼくに差し出された
なみだの雨 ほら目を開けて もう大丈夫だよ
どんなときも きっとまた歩き出せるよ
なみだの雨 虹を咲かせて 通り過ぎて消えた
ふたり分の場所で ひとつ呼吸をした
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