昏い水の底 沈められた過去の時の骨
泥を舐める命が今 清流(せせらぎ)と触れ合った
どれほどの業と塵芥の輪廻
蕾は雫に濡れて打ち震える
月も無き夜に開くは 淡い星色の花弁
あなたのすべてが欲しい
闇を殺し光を裂いて
生まれ落ちる十二の罪
枯れ果てるその末期が 運命なら
どうかその時まで 教えて
愛を・・・
愛を・・・
愛を・・・
薄れるだけの記憶 記憶は死んで真珠になる
遺された思慕(おもい)の残滓は 純白を青に染め変えて
水を濁し命を吸って
花開くは恐るべき清純
誠実がその彩りの 価値ならば
最期まで美しく散らさせて
君を殺し私を裂いて
生まれ変わる宿世の青い花
この一瞬 どうか夢なら
溺れるまでの永遠を続けて
どうか・・・
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