-塹壕も封じられ…君は四方から槍銃で突かれ息絶えた。

  其の身体に刺さる槍が、まるで桜の枝振りの様(やう)だった…と-




勇(いさお)の証に包まれて 粗末な壷に収まり余る

未来を信じ咲き誇り 夢を措いて散り去ったはらからよ


手を擦り抜ける仄蒼い灰 桜が抱いた優しき命 
匂い立つ夜に舞い上がる桜吹雪の幽玄 月夜(げつや)の朧、硝煙の煤の如し

そなたも友を弔え墨桜
紫暗に浮かびし花唇の着物は墨染メの袖
そなたも我を弔え墨桜  

桜のかいなに包まれて お前は静か眠り続ける 

敵(かたき)も土(くに)も傷つけず 声を殺して散り去ったはらからよ

              
時世は安寧を赦さじと 未だ絶えず刃を与え給う
躊躇いすら許されぬなら只管進み 明日(みらい)の為だけに狂い咲こう            

そなたは友を弔え墨桜
暁に浮かびし古木の影は墨染メの精
寂しき友を弔え墨桜   
       

-極寒のラーゲルを越え 吹雪に映る墨染メ桜の幻影を追いかけ崩れる

     春の思い出を掻き抱く、 在る筈の無い帰(かへ)り道-

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

【墨染メ袖】

桜お題で、昭和・軍人さん・幼馴染みたいなイメージ詰め込み
ぽっさんとKAITO兄様の話にしました。


友人を失って直も戦の炎は途絶えずに…友の鎮魂を桜に任せて時代と戦場を進み生き抜く人な感じで

閲覧数:389

投稿日:2010/04/03 04:40:53

文字数:485文字

カテゴリ:歌詞

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