窓から見えた景色
そこから風が吹いて
髪を揺らした
それがとても心地よかったから
ここにしようと決めたんだ
些細な言い訳をして
繰り返して
いつしか嘘になってゆく
誰も気づかなければいい
ここにいることも
やがて空が姿かたちを変えて
僕の知らない顔になっていく
それでも変わらないものはきっと
意外と近くにあるものだと
僕は知るんだ
それがなんなのかなんて愚問な答え
そこから去ってしまったその時にまた教えて
ありきたりな言葉ばっか
相槌して
それしか言えなくなっていく
僕は気づかなければいい
そこにいなくても
やがて窓から見える景色が
僕の知らない物になっていく
それでも変わることはないなんて
この世界を見てしまっても
言えてしまうの
例えそれが偽りだったとしても
忘れてしまいたくないものはいくらでもあるから
やがて空が姿かたちを変えて
僕の知らない顔になっていく
それでも変わらないものはきっと
意外と近くにあるものだと
僕は知るんだ
それがなんなのかなんて愚問な答え
そこから去ってしまったその時にまた出会うんだ
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