紅い、紅い夜が 
君を わたしを染める
折れた彼岸花その先に
いつか見た影法師

寺の端に一つ 忘れられた墓石
すれて読めない字をなぞり
花を手向けた

紅い傘をさして
蝉の声をくぐる
道ですれ違うお地蔵さん
笑ってる気がした

遠い夕焼け ふと絡めた指
忘れじと心にだき
緩む頬はそのまま
長い影を引いて

淡い夏も過ぎて
蝉の声も止んだ
まるで全てが夢のよう
笑われた気がした

紅い、紅い空が
街の全てを染めた
いつも君のこと想ってる
あの夏の日のままに
あの夏の日のように

君に貰った傘 ずっと大切に
わたしだけの宝物
あの日の 蝉の声が
ずっと聞こえている

紅い、紅い炎
唇噛み締めて
君に寄り添う影映し
揺らぐ長い影

淡い、淡い恋が
君をわたしを染める
共に手をつないで帰ろうか
あの夏の日のように

紅い、紅い刃
夢を、心を染める
一人墓石に刻み込む
「約束したでしょう」
あの夏の日の夜に

紅い、紅い夜が
君もわたしも染める
舞い散る花々寂しげに
ある秋の黄昏に
片恋の彼岸花

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【曲募集】片恋の彼岸花

ヤンデレ曲

閲覧数:130

投稿日:2017/05/28 14:29:46

文字数:450文字

カテゴリ:歌詞

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