散る散るひとひらそよ風の五線譜
ピンク色の音符は漂うスタッカート
目では追いかけられない優雅さで
おでこに掴まって離れていかない

このコーディネート素敵でしょ?
摘み取ることなく歩きだしていけば
私もいつか桜色になるのかなって
鼻先の花びら口笛で飛んでくの

その旅がどうか幸いであるように


舞う舞うひとひらせせらぎの和音で
薄紅の休符はまどろむクレッシェンド
手では掴み取れない優美さで
うなじに絡まってなかよしこよし

このワードローブ素敵でしょ?
剥がし取ることなく進みだしていけば
私もいつか薄紅をまとうかなって
耳元のはなびらお別れにキスしたの

この時がどうか親愛に満ちるまで


尊ぶひとひらきらめきの四分音符
純白のページが微笑むピアニッシモ
それは問いかける間もない足取りで
まつげに張り付いてトワのお花見

このオーディエンス素敵でしょ?
取り去ることなく弾け跳んでいけば
私もいつかひとひらになるのかなって
目頭の花びらウィンクでさよならね

あの街がどうか旋律をいだく日に


夜は咲き昼は舞うそして時間が経つ
来年また来年知らんふりでお別れを
どこかに消えるのは私を嫌うからじゃない
手を振るように眠りについた春を灯しに

汗ばむ季節も凍えの訪れもひと息に
境目を知らない目に見えぬ一小節を
探さずとも彷徨わずとも待てば来るから
香りが報せを温もりの寿ぎを注ぐ


このコーディネート素敵でしょ?
摘み取ることなく歩きだしていけば
私もいつか桜色になるのかなって
鼻先の花びら口笛で飛んでくの

その旅がどうか幸いであるように

その節はどうも大好きで嬉しいよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

さくらとぽろじ

あなたの街に、もう春は灯りましたか?

閲覧数:67

投稿日:2024/04/06 23:51:45

文字数:696文字

カテゴリ:歌詞

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