私に接吻ける貴方のこと
ずっと前から嫌いでした
木星が騒ぐ夜に目を覚ます
引き出しの青いペンで日を記す
所詮は人目に晒すまでもない
ありふれたララバイですからして
閉ざす
貴方はきっと知っているのだ
私が風船でできていること
誰かの吐いた空気を今日も
吐き出しながら飛んでいく
私に接吻ける貴方のこと
ずっと前から嫌いでした
しがないものでも私のものです
吸い出さないでCO2
どうか空っぽにしないで
いずれは割れて跡形もない
乙女に成りゆくのですからして
笑う
知らないふりは通じないのだ
私が風船でできていること
誰かの投げた針のひと突きで
遠いところへ飛んでいく
私に接吻ける貴方のこと
ずっと前から嫌いでした
誰かの息でも私のものです
どのみち吐けどCO2
ならばこのままにさせて
触らないで障らないでいて居て
どこへなりと
私を手放してきて来て
私に接吻ける貴方のこと
ずっと前から嫌いでした
しがないものゆえ私のものです
吸い込まないでCO2
どうか貴方はそのままで
私に接吻ける貴方のこと
ずっと前から嫌いでした
吐かせずにいてCO2
隠した最後の呼吸で
ねだりたくなるのですO2
コメント1
関連動画0
ブクマつながり
もっと見るあんなこと聞いたから
言葉一つで
心を枕に濡らしてみた
風船 ふくらますように 怒って
蛇口 ひねったみたいに 泣いて
ちくたく 時計はせわしく 進んで
居場所も何もどこにもないのに
目が眩めば 間もなくテイク2
そういえば留守番電話
何件もあったんだ...午後から雨が降る
なまぎ
掻き集めた理想郷を
組み立てた檻で
わたしはまた 弱く、囀った
止め処ない雨の中
絞められた首に
もう少しだけ 強く、残ればいい
消せないように。
昨日以上が無いのなら
昨日以上は要らないから
あ、終わってく...それは確かな愛でした
かぼちゃを下さい
わたしの瞳がビデヲだったら 良いのに
それなら何一つ零さずに
あなたを此処に写し取る
わたしの瞳がカメラだったら 良いのに
それならシャッターを切る度に
あなたを切り取り、残せた
あなたの癖を覚えましょう
離れていても大丈夫なように
あなたに花を捧げましょう
今では悲しくなるだけの...花とレコード
かぼちゃを下さい
落下した海底が
傷はどうした、と、云うから
「ああ、それなら今さっきあの娘にあげてきたよ。」
そう 半円をぶら下げた、
のです。
離れなくてもいいように、
離れなくてもいいように。
だけど、
そろそろ留まれないみたいなんだ
この下肢はずたずたで痛いのに...海岸の人
かぼちゃを下さい
誤ってしまった
心臓から抉り出したお前が
絡まってしまった
嗚呼
退屈な泳ぎを
呆れる程繰り返した海底
救いなどあって堪るものか
あのとき、攫い損ねた一行に
纏う埃を払ったんだ
お前はもう戻らないと謂うのに...揺蕩う
かぼちゃを下さい
あなたに逢えるかと 昨日
瞼を閉じてみたばかり
呆れているかな それとも
さよならを云いに来ました
平気だなんて口にして
だけど本当は 嫌だな
もう少し あの人に
もたれ掛かって 話をして
あと少し その腕で
ぎゅっと抱いていてほしい...瞼
かぼちゃを下さい
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想
(D.M.)チャーミー
ご意見・ご感想
重い歌詞だと思います。
2010/12/18 09:57:32