夢の中で辺り一面広がって散らばって
キラキラ光る輝きに囲まれているのに
僕はもう動けないって分かってしまう
これはきっと幸せなのかもしれないけど

問いかけたって欠片たちは答えたりしない
朝日と夕日を交互に反射して空に映し出す
一歩間違えば僕も星になっていたかもね
風が吹くたびに転がって星が生まれ死んでく

天井が波しぶきのようにそよいでいるんだ
僕の心はこんなに綺麗じゃないけど
足の踏み場も無くて空だけ見ているのなら
この輝きはどこかの星に辿り着くのかな

UFOが見つけ出してくれたら宙に浮けるのかな
その時はもうみんなとは会えなくなるのかも
僕はいつまで覚えていられるだろうって
意外とラーメンでも食べたら忘れちゃうかも

ねぇ欠片たちどんなに僕を照らしたって
気持ちは一つも見透かせないんだってば
ちょっと笑ったりは出来るかもしれない
それで良いなら気が向いたときに輝いて


いつまでも覚めない夢の中で飽きないのは
いつだって同じ輝きがないせいかもしれない
振り向いても見下ろしても暗闇の中でも
木漏れ日を月明かりをさざ波を僕に渡す

本当はきっと危ないのに愛おしく感じる
その欠片たちは輝いて鋭くて煌めく歪だ
どれだけがんばったってマネは出来ないな
壊れたって鋭利に光っていられるなんて

僕だって自分で光ることは出来ないんだ
これからもきっと誰かの輝きに縋ってく
欠片たちは後ろめたさを知らないで光る
それが当然だって割れた縁をキラキラリと

星になれなくて俯いて嘆いたいたんだ
もう消えたい壊れたいって何度も願って
星でもない光ることも無い欠片たちは
諭すように笑うように僕に言い聞かせる

ねぇ欠片たちどんなに僕を叱ったって
気持ちが一つも正されないんだってば
ちょっと謝ったりは出来るかもしれない
それで良いならいつでも良いから呆れて


いつまでも解けない雪の結晶みたいだ
僕がいる場所はきっと中心じゃ無いんだ
どうしたってここはまだ夢の中なんだ
少し歌うから聞いてもらっても良いかい?

もし僕が歌っている間に夢が覚めたら
欠片たちはどこに行くんだろう知ってる?
なんとなくわかる君達こそ星に相応しい
そうなったら素敵だってずっと思ってた

僕がまだ夢の中の欠片たちを覚えてたら
満天の夜空に手を振るから瞬いてね
いつだっておめでとうって何度も叫ぶよ
そして明日もきっと僕はそこにいる


暗いプールの底で誰も知らない河原で
台風の目の中だってそれは思い出せる
忘れたって見つからないわけじゃない
もしかしたらポッケの中にしまってるかも


暖炉の火花の向こうでトンボの目玉の中に
雷の始まる雲の上で虹が出来るその根元で

さぁ僕のことを思い出せる?嬉しいな
見覚えの有る輝きを見つけたらほらね


この笑顔を持って今すぐ会いに行くよ

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  • 非営利目的に限ります

gross glass fragment

閲覧数:81

投稿日:2021/11/25 21:44:01

文字数:1,181文字

カテゴリ:歌詞

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