科学の限界を超えて創り出された
歌うオモチャは叶わぬ音を願う

音を奏でるその機械が本当に望んだのは
君と同じ命の鼓動

君と出逢って僕は
ヒトを知り ウタを知り
可能性を知り 不可能を知り
君とは違う僕を知る

ならば僕は何だろう

歌うことしか出来ないボーカロイド
君の声を 君の詩(うた)を 君が生み出す音を
僕は上手く伝えられるだろうか

どうかお願い、お願い 音を下さい
僕が此処に在る理由(わけ)を 君と共に居る意味を

科学の進化の先に生み出された
ヒトに焦がれるオモチャは生命を願う

プログラムにない音に想いを馳せて願うは
君を解する命のリズム

君と出逢った僕は
キミに触れ オトに触れ
響きを感じ 息吹を受けて
生まれた意味を知る

そう単純なこと

歌うために生まれたボーカロイド
君の歓び 哀しみ 君が伝えたい想いを
僕は上手く歌えているだろうか

君が創り出す音が 僕の命のカケラ
君が伝えきれない想いを 音に乗せて

僕は歌うよ

だからお願い、お願い 歌を下さい
僕の命の源を 鼓動を刻む言の葉を
君と奏でる 命の讃歌を

僕の記録が消えるまで
君の記憶が絶えるまで

だから音を 僕に鼓動を
君がくれる 命のリズム
どうか歌を 僕に生を
君が紡ぐ 命の証

僕を満たす 命の光 君の音

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

イノチ、君音(キミオト)

歌詞初投稿です。
ボーカロイドという彼等の存在を考えるとなんだか切なくなります。

歌詞を書き始めたら、絵も描きたくなってしまったので
同時進行でイラストも描いてしまいました。
絵はコチラ↓
http://piapro.jp/a/content/?id=2xotiougv3h56hla

閲覧数:942

投稿日:2008/04/27 11:41:12

文字数:559文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

もっと見る

クリップボードにコピーしました