僕の可愛いお姫様。
もう、置いていったりしないからね…




~カイトside~


キーンコーンカーンコーン…


やっと下校時間だ。
帰ったら、メイコに聞こう。
勇気をだせ、僕。
やっと会えたんじゃないか。
僕との写真だって大切に持っていてくれたじゃないか。
覚えてますかって聞くぐらい、簡単だろ?





帰り道、不良に絡まれてる女子生徒を見かけた。
脚が震えてるし、とりあえず助けようと思って近づくと、そこにいたのは…


メイコだった


不良とメイコの間に割って入る。
あのとき、近所の悪ガキから助けるときは逃げるのが精いっぱいだったけど、今は違う。
メイコを護るために、合気道だって習った。
今度こそ、メイコを護るんだ。



不良は、格好だけだったらしい。すぐに倒されてくれた。
メイコは、その場にへたりこんでいた。
怖かったね、でももう大丈夫だよ。
僕がついてるから。

「メイコ、もう大丈夫だよ。今度こそ、僕が護ってあげるからね」
「え…か、カイト兄…どうしてここに…?」
「そりゃ、帰り道が同じだからね。あ、はいコレ。落としてたよ。」
写真が入ったケースを渡す。
「ゴメン、中身見ちゃった。メイコ、まだあの写真持っててくれたんだね。」
「え、ちょっと待って。隣の始音先輩がカイト兄!?でも名字が違う…」
「うちの親、離婚したんだ。引っ越した理由も、それ。」


「さあ、帰ろう!ほら、早く!」
でも、メイコは動こうとしない。

「…てない」
「え?」
「立てない!…腰が…抜けて…」
「そっか。じゃあ…」

「ひゃぁ!ちょ、カイト兄、恥ずい」
お姫様抱っこ。これくらいしてもいいよね?だってお姫様だし。
「ちょっと、カイト兄」
「何さ」
「だいすき」



なんというダイナマイト発言。
理性が崩壊しそうになるのをぐっと堪える。
ちょっと、それを他の男になんか言っちゃ駄目だよ。
ずっと、僕に向かって言っててね。


「僕も」


やっと逢えた僕とお姫様。
今はその幸せを噛みしめながら歩いていこう。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

再会~僕の可愛いお姫様~ 後編

完結。家賃が払えたよ…やったー!!
グッダグダでごめんなさい!!
短くてごめんなさい!!
兄さん、恥ずかしいよ←お前が書いたんだろ
めーちゃんが年下って新鮮だと思う。

閲覧数:311

投稿日:2013/08/31 22:33:06

文字数:863文字

カテゴリ:小説

  • コメント3

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  • しるる

    しるる

    その他

    え、家賃のためだったのwww

    あ、めーちゃんもストレートだったw
    でもね、そのくらいストレートの方がながく続くんだよww

    さ、影響されて、私もカイトとめーちゃんでかいてみるかなーw

    【茶猫は一人用冷蔵庫(10)、大事な写真立て(10)を手に入れた】

    2013/09/02 21:48:32

  • ゆるりー

    ゆるりー

    ご意見・ご感想

    やばい女子高生なめーちゃんマジ可愛((お前もしつこい

    合気道とか凄いな兄さん。
    それに比べて、我が家は…実は高校時代、がっくんと一緒に剣道やってて、実は強いという設定を出し切れず(ry
    【訳】ヘタレアンしかやってない我が家の兄さん。

    2013/09/01 00:39:16

  • Turndog~ターンドッグ~

    Turndog~ターンドッグ~

    ご意見・ご感想

    くっそめーちゃん可愛(しつこい

    そしていいぞカイト!強いぞカイト!
    あれでしょ、合気道で危なげもなく不良を地に伏せた後こういうんでしょ、
    『貴様ら程度が彼女に触れることは神が許してもこの始音カイトが許さない……10秒以内に立ち去らぬならば、寝たきり生活は覚悟してもらおう!!』とか……(かっこいいのか?

    2013/08/31 23:19:34

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