ふいに意識が浮上した。
ゆっくりと目を開けると初めに見えたのは淡い光。
それに包まれ舞い降りてきたのは一人の少女…だった。
「…なっ…?」
夢でも見ているのかと慌てて起き上がるがそれでも彼女は消えない。
床に音も無く降り立つとこちらには気づいてはいないらしく窓の側に立ち
「綺麗…」
小さくつぶやいた。
どうやら朝から緩やかに降り続いていた雪は陽が落ちた今でも止んではいなかったらしい。
僕はもう見飽きているけどこの部屋から見えるこの景色はキレイだとみんな言うから。
小さく息を吐くとその気配に気づいたのか少女が勢い良く振り返る。
『…っ!』
お互いに息をのむ音が聞こえた気がした。
その子はキレイな緑の髪を持ち迷子の子供のような顔をしていた。
「…あ…ごめんなさい…すぐに出て…」
とても不安そうに両手を握りしめていて
「君は…誰?」
思わずそう聞いていた。
本当なら誰かを呼ぶべきなんだろうけどこの子は僕に危害を与える気なんてないらしいしその悲しそうな瞳がどうしてか気になって。
「…ミク」
「ミクちゃん?そっか…かわいい名前だね。僕はレンって言うんだ」
僕の諦めかけていた未来への歯車…。
それが動き出した音を聞いた気がした。
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12,11,10,9,8,7,6,5,4,3,2...T13・13 ~追憶(ついおく)~
篁 由美
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