暗闇に落とされた盤面の上
進むしか出来ないこまの私
一歩進むごとに甦る記憶
地獄の黒歴史すごろく
なんでも無いことを自慢していた
みんな知ってることを言いふらす
誰かの好きな人をバラして逃げる
自分が特別だと思っていた日
悶えても喚いてもサイコロは回る
勝手に歩まされて次のマスが開く
格好いいと思ってたポーズさせられ
極めていた台詞を呟かされる
まだまだ続いていく盤上の懺悔
ふたマス戻ってさんマス進んで
同じ過ちを何度でも何度でも
拒絶感でのたうち回っても進んでく
好きな子に告白するフリで泣かせた
間違えてもらったプレゼント勘違い
嫌いって嘘付いて好きってはやし立て
何もかも思い通りに動けなかった
泣いても叫んでもサイコロは跳ねる
目の数進まされ目を閉じることも出来ず
勇気が出せない日も口を噤んだ日も
自分だけにグサグサ刺さっていく
突然浮かび上がっていく人の姿
マス目には何も書かれていない
記憶に残ったあの頃のあの子
泣きながら家路に就く夕暮れ
自分じゃないと言い張るあの子
喋ってくれなくなったあの子
目を背けるようになったあの子
「友達って思ってた」の一言
嘆いても謝ってもサイコロは振られる
涙が溢れて目が痛くても見せられる
優しかった大好きな子までそんな
仲良かった大切な子まであんな
「次で最後のマスだよ」聞こえる声
「ボクがキミを呼んだんだ」サイコロの声
「全部覚えてたんだね」呆れた声
「最後のマスは振り出しに戻るだよ」笑い声
全力で泣いて謝ってもうしないって叫んで伏せて
「キミを信じていた人はもうどこにもいない」
「だって最初から自分を信じていなかったから」
「だから最初に信じるのはキミ自身」告げて消える
急に鏡だらけの世界に
映るのは黒く溶ける自分
見ていられない痛い苦しい
それが全部自分だったんだ
目が覚めると公園の隠れ場
小さな子の影が一つだけ
「どうしたの?大丈夫?」って
汗だくで泣き顔で荒い息
「このサイコロはもらってくね」
飛び出す姿追いかけたのに
もう誰もいなかった日暮れ
壁の落書きは「これであがり」
もしかすると次のこまはもう…
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