「明日になれば」って全部なすり付けて
今日考えるのをやめて全部諦めて
やるべき事が借金みたいに膨れ上がって
どうしようも無く身動きが取れなくなる

小さく分けていけばそれぞれは簡単でも
複雑に絡まり合っていくと考えたくもない
触れるのも嫌になって目にするのも億劫に
そうして目を閉じることに慣れていったんだ

見て見ぬフリなんて可愛いもんじゃないか
私は最初から何も見ようとしなかったんだ
厄介なことだけじゃない微笑んでくれる人も
手を差し伸べてくれる優しさも赤い糸も

来年のことを笑う鬼がどこかで声を上げている
「お前に明日はない」「お前に昨日は似合わない」って


「明日が来れば」って全部忘れようとして
今日の失敗を引き出しに全部詰め込んで
得るべき事が泡粒みたいに膨らみ続けて
どうしようも無く視界が閉ざされてく

細かく仕分けていけばそれぞれは軽傷でも
煩雑にかたまっていくと片付けたくもない
存在を認めたくなくて気にするのも面倒で
そうして脳を止めることに長けていったんだ

右から左に抜けるなんて楽なもんじゃないか
私ははじめから何も感じる気が無かったんだ
不始末だけじゃない慰めの言葉だって
重たい腰持ち上げ背中押す追い風も青い空も

来年のことを笑う鬼がどこかで大きく喚いてる
「お前の昨日は逃げた」「お前の今はどこにある」って


響く笑い声の中でどうしろって言うんだ
巻き戻して同じ過ち繰り返せって言うの?
それこそ滑稽だね自分で見てても笑っちゃうよ
成功を選んでも正答に辿り着いても来年は泣く

良いよ来なよ一緒に笑っていようよ
君達は楽しいだろうし私は可笑しい
輪になっても手を叩いても踊ってても
祭り上げて囃し立てて私を笑っててよ


涙は見せないように頑張るからさ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

来年の鬼は昨日も笑う

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投稿日:2021/09/19 23:07:11

文字数:748文字

カテゴリ:歌詞

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