いつも泣いていた泣きじゃくったまま
どこまでも続く長い足跡を消しながら
たくさんの寂しさと悲しさを受け止めて
誰にも気付かれずに知られることなく
誰かの涙を拭っては旅をしていたんだ
そのひとしずくを僕がもらうねって
そうしているうちに支えきれなくなって
でもそんなの大したことじゃなかった
風が乾かした涙はいずれ雨になるからって
大丈夫だよって言い聞かせながら拭って
その場しのぎの言い訳をたくさん考えては
気休めみたいなどうしようもない小さな旅路
ずっと泣いていた泣き止むこと知らず
いつまでも絶えず進む道程を忘れながら
膨大な悔しさと虚しさを抱きしめて
誰から喜ばれずに見られることなく
みんなの涙をすくっては歩き続けたんだ
このカタマリを僕にちょうだいって
そうしているうちにわからなくなって
でもそんなのどうだって良かった
雨に溶かした涙はいずれ海になるからって
気にしないでって言い聞かせながらすくって
無責任すぎる言い訳で何度も繕っては
慰めみたいなどうしようもない浅はかな呪い
笑いかけることが出来なくて
それでもこぼれた涙は綺麗で
悪いから気付かれないように
悲しみなんて消えないのに
今日も泣いていた泣き声も止まぬまま
繰り返し終わらない記憶を消しながら
広大な儚さと苦しさを飲み込んで
誰にも触れられずに伝わることなく
全ての涙を灯しては温度を上げてった
この冷たさを僕に下さいなって
そうしているうちに感じなくなって
でもそれが正しいかは知らなかった
この声が聞こえないで欲しい
この雫に気付かないで欲しい
きっと「それは偽善だ」って怒られるね
きっと「それは邪道だ」って訝られるね
知ってるよ全部全部知ってるよ
ずっとそればかり考えてたから
何の意味もないってわかってる
どうしたって癒やせるわけもない
そんなところに救いなんかない
最初から何も出来なかったんだ
だからずっと僕は透明でいたかった
そうしたらいつの間に泣いてたんだ
いつからか誰かの涙が染みこんで
それが溢れて止まらなくなってった
風が乾かした涙はいずれ雨になるからって
大丈夫だよって言い聞かせながら拭って
その場しのぎの言い訳をたくさん考えては
気休めみたいなどうしようもない小さな旅路
雨に溶かした涙はいずれ海になるからって
気にしないでって言い聞かせながらすくって
無責任すぎる言い訳で何度も繕っては
慰めみたいなどうしようもない浅はかな呪い
もう僕は誰に問うこともないから
もし心配してくれたのならありがとう
君に返事が出来なくてごめんなさい
でも大丈夫もう涙を受け止めたよ
涙の消えた先に僕がいるなんて
絶対に思わないで考えてもダメだよ
この僕みたいになってしまうんだから
はやく暖かくして夢の入口を灯そう
それでも一瞬ほんの紙一重の隙間に
僕の気配を感じてしまったら
涙の乾いた痕を僕に見せて笑ってよ
それが何よりの感謝状だからさ
あぁ本当に本当におめでとうだ
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