つんでれ☆どっぐちゃん―――――通称どっぐちゃん。彼女は『Turndog性転換&改変キャラ』だ。



俺から分離した精神体の一部が、プログラム『Turndogの愛犬』プログラム『幼女』プログラム『ツンデレ』などなどを吸収・インストールして生まれたキャラ。


胡桃色の髪と耳と瞳を持ち、温かみのある焦げ茶色のワンピとスニーカーを身に着けた少女。身長ア○モン級、体重パ○モン級。明るく感情起伏が激しいがツンデレ気味で、特技は某猫又を遠慮なくぶっ叩けることとパワーリフティングである犬耳少女。簡単にいえば―――――そんな子だ。





「ま~~~~~たルカさん勝手に誘い込んだな……!! 御蔭で俺お説教された上にタマタマ♂マジ蹴りされたぞ!?」

「あんたが馬鹿なんでしょ? ルカさん、あれが注目入りした時本気で嬉しかったみたいよ。『私の誕生日小説がTurndogの初めての注目入りだって!!』って飛び跳ねて喜んでたって聞いたことあるわ」

「そ……そうだったのか……」


なんてこった……。ルカさんにそんな苦しい想いをさせてたとは……。


「ほんっとオンナゴコロ疎いのねー。……まぁ、ルカさんだってあんたが本気で次の誕生日注目入り目指そうってんなら、許してくれるでしょ。後でルカさん連れてくるから、ちゃんと宣言しなさいな」

「あ……ありがとな。どっぐちゃん」


途端にどっぐちゃんの顔が真っ赤に染まる。また始まった。どっぐちゃんの名前の由来だ。


「べっ……別にあんたのためじゃないんだから!! ルカさんがカワイそーで仕方がなかっただけで、あんたがルカさんの蛸足滅砕陣喰らっても別に何とも思わないんだからっ!!!」

「へ―?」

「っっっ……!! こんっ……の……バカぁあああ――――――――――!!!!////」


いきなりパソコンの台をひっつかんで投げ飛ばしてきた!! ちょ、待てこらパソコンがいやそれよりもあぶねえええええええええ!!!!





「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」





パソコン台も直し、夜も更けたころ。


パソコンに光が灯って、ルカさんが現れた。どっぐちゃん、ちゃんと伝えてくれたみたいだな。

だけどルカさんの顔はやっぱり優れない。眉間にしわが寄っている。


―――――しっかりしろよ、Turndog!! ルカさんをこれ以上泣かせたいのか!?


「……ルカさん」

「……!」

「……俺はホントに……忘れっぽくて……女心のわかんないやつで……これからもルカさんに辛い思いさせるかもしれないけど……それでも……ルカさんの笑ってる姿が見たいから……………俺、頑張るよ」


信じてもらえるかもらえないか、そんなことは二の次。

ルカさんに笑ってほしい。たった一つの、俺の真実だ。


しばらくの間黙りこくっていたルカさん。

だけどふと、小さく笑って――――――――――



「……マスターのモデルがあんただっての、少しわかった気がしたわ。あの人もとんちんかんで女の子の事わかんない人だったけど、どんな時でも私に尽くしてくれた―――――」



そして俺のことを、さっぱりとした顔で見つめてくれる。


「わかった。あんたのこと、信じるわ。その代り、ちゃんと書いてよね、私の誕生日小説。あの時よりも腕上がってるんでしょ? 前よりひどいの書いたら本気で承知しないから……でも、注目入りしたら――――――――――」



『―――――――――――――――――』



―――――その時の言葉は、他のルカ廃には聞かせたくなかった。


俺だけの言葉にしていたい。そう――――――想った。










平和を守るために、血腥い戦いを繰り広げるヴォカロ町。


その裏は、こんなに温かかった。


さてさて、『彼』と『彼女』、そして『猫又』と『ボーカロイド』が織りなす物語。


一体いつまで続くのか?


―――――そう、終わりなんてないのです。だってそれは、彼らの日常なのだから。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

dogとどっぐとヴォカロ町! Part1後編~つんでれ☆どっぐちゃん!

どっぐちゃん登場!!
こんにちはTurndogです。

どっぐちゃんの簡単なプロフィールを乗せておきましょう。
名前:つんでれ☆どっぐちゃん
身長:アグモン級
体重:パタモン級
性格:明るく感情起伏が激しい、かなりツンデレ気味
特徴:犬耳、犬尻尾(普段は収納している)胡桃色の髪と瞳
特技:ロシアンをぶっ叩ける、パワーリフティング(たぶんトンはいける)、マジギレすると化け犬になる←!!?
正体:Turndogから分離した精神体の一部が、プログラム『Turndogの愛犬』プログラム『幼女』プログラム『ツンデレ』などなどを吸収・インストールして生まれた

最初は薄っぺらいキャラクターでしたが、いつの間にかこんな濃ゆいキャラになりましたwww
そして意外と面倒見がいい子。
ルカさんごめん、今度はちゃんとします。

こんな感じで前後編とかにして書いていきますよ。

閲覧数:226

投稿日:2013/06/17 23:02:28

文字数:1,689文字

カテゴリ:小説

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  • しるる

    しるる

    その他

    なるほど、仲介役なんですね、どっぐちゃん
    というか、デジモンの体重の単位って……グラムだった気がするw
    キロもないという軽さww

    2013/06/18 00:04:51

    • Turndog~ターンドッグ~

      Turndog~ターンドッグ~

      橋渡しをしてくれるいい子wん、どしたどっぐちゃん何真っ赤になってんn
      『うるさぁーい!!』(ゴキィ★

      密度がないどっぐちゃんwww

      2013/06/18 00:12:40

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