どうしてこうなった。
どうしてこうなった。
リンの目が赤い。
リンは気付いていないようだ、後ろに田代先生、ドナルドが隠れている。
その後ろの木の後ろでは緑色の何かがモゾモゾ動いていた。

「君の……見て……夢……」

ブツブツと同じ告白の言葉をリンは繰り返す。
その度にごめん、わるい、無理と俺が言う度にリンの目はどんどん赤く光る。
このまま同じ事を繰り返していたら、一生終わらない。
分からせるしかない。阿部さんを呼ぼう。
彼氏がいるからって言えば、そうすれば諦めてくれるはず。
リンには、俺なんか居なくても一人になんかはならない。
すぐ学校の校舎裏に来て。と阿部さんに送る。
メールを送信してすぐに阿部さんが来てくれた。
田代先生がいつの間にか逃げている。

「悪いね」

リンの目の光が完全に無くなり、今まで以上に真っ赤な色になった。

「阿部さん……行こう……」
「ミニにタコ……ミ二にタコ……ミニにタコ……スナオにナらナくチゃ……ミニにタコ……ミニニタコ……ミニニタコ……」

銃声が響く。

「!」

ドサリッ。
倒れる阿部さん。
リンの右手にはマシンガンが握られていた。

「ミニニタコミニニタコミニニタコミニニタコミニニタコミニニタコミニニタコミにニタコミニニタコミニタコミニニタコ……」

ジャキンッ。と弾を込めるどこか聞きなれた音がして、
逃げなくちゃ、俺の後ろで阿部さんの苦しむ声が聞こえる。

















「馬鹿ね。かける罵声(と書いて言葉と読む)も無いわ」

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プーチンP第二部二曲目けっせんとうじつ!を自己解釈で小説化してみた2

ついにオワター!

私の解釈は、リンは何回も告白しててその度断られているって感じです。
妄想万歳状態です。ヘブン状態です。

閲覧数:414

投稿日:2009/08/15 15:27:05

文字数:651文字

カテゴリ:小説

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