「まだだよ」って
隠れ場所探す
想いはいつも
爪先見えてる
恥ずかしくて
なのに視界に入りたい

反対の気持ち
手を繋いで回る
明日は？今日も？
繰り返してる

好きだよ叫んで
胸が張り裂けそうだ
声にならないのに
桜のよう儚く
海のよう美しく
生まれたての恋を
まだ、まだ、まだ
育てようと思う

「もういいよ」
覗いてみたけど
君の隣には
頬触れそうなほど
寄り添い笑う
僕の知らない影があった

気づいた時には
もう手遅れだって
これからもうずっと
後悔だなんて

好きだよ今なら
伝えられるはずで
届けたい、なのに
アケビは落ちて
シロタエギクが咲いて
花になってた恋は
ただ、ただ、ただ
枯れるだけ

臆病にならなければ
今更意味なんてないな
それでも明日を君が
笑顔で居られるなら
救われるかな

好きだよ今なら
伝えられるはずで
届けたい

好きだよ叫んで
胸が裂けそうだ
声にならない

嗚呼

「お幸せに」なんて
嘘一つないけれど
隣は僕がいいのに
愛はきっと輝く
未来には夢がある
どうか光よ差して

好きだよ今だって
僕を置いて行って
滲む視界の端
何よりも儚く
誰よりも美しい
姿だけ脳裏に
ただ、ただ、ただ
焼き付けて