箱庭に咲き誇る
白百合の遊戯
紅き薔薇が手招く
最果ての愛へ

夢見るように
揺らぐ歌に
身を任せたら
堕ち行くとこまで

甘い悲鳴に躰
冷めた吐息に声を
委ね賜うと囁く
愛し子睨むように
憎しみ慈しむ花よ
壊し壊されるのが
望みなら私(わたくし)
「それで良くてよ」

星屑纏い舞う
白百合のワルツ
紅き薔薇を染める
凄惨な愛で

記憶を辿り
想いが巡り
実を結ぶ時
堕ちて生きましょう

今宵祝宴を二人
祭壇に祈りを捧げ
崇め給うと囁き
仔猫の怯えたように
迷い惑う可愛花(かあいはな)よ
気づけば此処は既に
「我が領域ぞ」

無垢な獣に
蜜を垂らしたなら
最期の最後も
我に仕えよ

甘い嬌声に躰
熱い吐息に愛を
刻み賜うと叫べ

今宵祝言を二人
教会で身を寄せて
誓い給うと囁き
赤子のように頷く
憂い嘆く悲観花(ひがんばな)
気づけば来世まで既に
「我だけのものぞ」
望みなら私(わたくし)
「可愛がってあげましょう」

白薔薇は啼いてた
黒百合は嗤った

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箱庭遊戯

閲覧数:395

投稿日:2021/05/02 08:36:06

文字数:432文字

カテゴリ:歌詞

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