男子と女子が、ギャーギャーと言い合っている中、めったに怒らないグミヤ君が少し怒り気味に言った。

「……もう、やめろよ。お前ら」

「グミヤ…?」
「そう見ればさっきのが笑えてくるんだよ。何がおもしろいか俺には全くわからない」
グミヤ君が言った瞬間、不安そうだったグミの顔が明るくなった。

「それに、『テキトウ』に相手しているのは男子の方だろう」
この発言によって女子は皆、笑顔になったが、男子は逆にこれまで以上に怒った。

「グミヤ、テメェッッ!!」
「なんだ?自分の思っていることを言ってはいけないのか?」
さらに怒りが増した声でグミヤが言う。

「大体、君たちは女子のどこを見ている?女子は男子と違って掃除とかもしっかりやるし、礼儀も良いだろう」
そして最後に廊下にまで響くほどの大きな声で言った。

「短所を見つける暇があったら少しでも長所を見つけようとしろ!」

ああ、グミの言ったとおりだ。
グミヤ君の力強い言葉を聞き、私はさっきグミが私に言ったことを思い出した。

「グミヤはね…、周りに流されないし、、あと、一番いいのはねっ、人を良く観察してるトコっ!スゴイよ!人の長所を探すのが好きなんだって!話しかけにくいヤツだけど、話してみるととっても楽しいの!ミクも話してみなよっ。きっと楽しい!」

うん、イイ人だね。グミヤ君は。
「ふんっ。行こうぜミクオ」
「おう」


トライアングル * 第4話 *


--大学1年生9月--

中3の3月にあったクラスのケンカから、私達のクラスの男女の仲は悪くなってしまい、仲直りをしないまま、卒業式を迎えてしまった。
クオは私が通っているとこよりももっと良い大学に行き、学校は別れてしまった。

もう1度、クオと話したかったな、と思うこともよくあったけど、もう9月だし、そんなこと出来るはずがない、と諦めている。
すると、一緒にショッピングに来ていたグミが掲示板を指差し、少し大きな声で言った。

「ねーねー見てっ!ヤバいよ、スゴイよ!マジメにっっ!」
「どしたの?グミ」

私はグミの指差すチラシをのぞいた。
そこには、大学1年生のメイド募集について書いてある。
「ねねっ、どうよ?」
グミが進める。

これは、私に気を使っているのだろう。私の将来の夢が、メイドだから。
すごいチャンスだとは思うけど、正直、働くのは大学を卒業してからがいいんだけど…。

「これは、ミクが決めることだけど、良い話だと思うよっ」
グミが真剣な顔で私の将来のことについて話してくれている。
「本気でメイドになりたいなら、ね。だって、募集してるのはあの豪邸!メイド募集なんてマレなのにっ!」
「う~ん…」

メイド募集をしているこの家は私達の住んでいる市内にある、とってもお金持ちの家。メイド服も超可愛い!
悩むなぁ。。どうしよう…。

少し考えて、私は決意して言った。
「…そだね。よし!やってみるだけやってみる!」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

トライアングル * 第4話 *

トライアングル4話ですー^^

なんか話の進み方がとっても微妙なのは言われなくても分かっているのですが、こういうのあまり慣れていないので気にしないでくれると嬉しいですw

あー、でも小説書くのって楽しいですね><
今頃この気持ちに目覚めましたよ!

閲覧数:181

投稿日:2012/04/17 20:16:53

文字数:1,229文字

カテゴリ:小説

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  • しるる

    しるる

    ご意見・ご感想

    グミヤかっけ~ww
    今のところ、一番人気だね……私の中でだけどw

    え?ミクの夢ってメイドだったの?wwww
    そっか~…じゃぁ、ぜひうちに!ww
    どうせなら、グミちゃんも来てくださいwww

    2012/04/18 09:51:43

    • 亜梨亜

      亜梨亜

      うん、グミヤは私の中でもかなり上にいるww
      って、そんな人数いないけどw

      そう!
      衝撃なことにまさかのメイドでございますww
      でもメイドの仕事とかぶっちゃけあんま良くわかんないから。。←

      え、いくいく!((って、私じゃないw
      でもきっとミクもそう思っているはず…

      グミちゃんは、将来、何になるんだろうねー…ww

      まぁ、とりあえず、読んでくれてありがとうございました><

      2012/04/18 20:31:36

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