グリフィスの傷　重音テトVer

心の代わりに千切れた首飾りは煌めいて
沢山の傷を隠して生きてきたの　求め続けて
綺麗な心臓のレリーフは泣いてますか？血の涙で
夕日はまだ沈んでない　それは玻璃の様に散る

あの日の続きを探して　飛び続ける
当ても無いし　喘ぎも知らない
雪の降る日に居なくなるんだ
路地の隙間から手を伸ばして見ていた　病だ
乾いた肺の奥で蝕まれるみたいに

亀裂はまだ　まだ見えない　亀裂亀裂亀裂
破裂はそう　一夜にして　破裂破裂破裂
哀しい

そうだったもう行かなくちゃ　手が震える
幾何学の様なその傷は
まだ遊び足りないだけ　ダメだめ駄目だ
これは私が望んだんだ　哀しい歌だ
キミだけは私を見てよ　今は…

寄り添う夜にさえ　その血が滲んでしまっていて
どうして亡くしてから気付くの？
不可逆の病の様だ
夢の篝に手を伸ばした
最期　キミは何を言いかけたの？

亀裂はまだ　まだ見えない　亀裂亀裂亀裂
破裂はそう　一夜にして　破裂破裂破裂
ごめんなんて言わないで

戻らない遥か遠く　目が覚めたら
キミは癒えないまま笑ってるの？
少し休み過ぎたんだ　まだまだまだって
「もっと遠い筈だ」と言った　どうしてなんだ

あぁ　雨が降っている　咲き誇る花
少しの衝撃で花瓶が割れる
あの人に咲く影が無数
投げ出した身は努努帰らない

そうだったもう行かなくちゃ　手が震える
幾何学の様なその傷は
まだ遊び足りないだけ　ダメだめ駄目だ
これは私が望んだんだ　哀しい歌だ

夢の全てを明らかにして　例え身体冷たくとも　
キミだけは私を見てよ
未だ幕開けを知らないこの物語
キミだけは全てを知ってた筈だ…