S
「愛してる」の言葉さえ
伝えることができない
どうして　どうして
愛してはいけないんだろう

A
太陽が沈み　月が昇る
漆黒の夜が僕の時間

B
永遠の美しい容姿　鋭く光る牙
僕はいつも飢えている
欲しい　欲しい
真っ赤な甘い蜜を　頂戴

C
ある満月の夜
僕は君を見つけたんだ
誰もが賛美した　この容姿に目もくれない
誰とも違った君に
僕はどうしようもなく　惹かれたんだ

S
「愛してる」の言葉さえ
伝えることができない
どうして　どうして
君は僕と違うんだろう

S
君の胸に光る十字架
冷たい瞳(め)　僕を射抜いた
痛いよ　痛いよ
君は僕を愛してはくれない

A
月が沈み　朝日が昇る
輝く青空　君の時間

D
君が僕を見る瞳(め)
憎悪と憎しみで染まる
君が僕に向けるのは
憎しみの矛先だけなんだね

E
君には笑ってほしいのに
僕の存在が君の笑顔を　掻き消してしまう
悲しいよ　…悲しいよ

S
「愛してる」の言葉さえ
伝えることができない
どうして　どうして
僕は君の敵なんだろう

S
辛い想いだけが募る
こんなにも苦しいんだ
やめよう　やめよう
届かない想いを紡ぐのは

F
君の笑顔が見たいだけ
それがどうして罪になる？
要らないよ　要らないよ
君の笑顔を奪ってしまう僕なら
要らないんだ

要ラナインダ

S
「愛してる」の言葉さえ
伝えられないのならば
あげるよ　あげるよ
君の欲しい僕の命(もの)をあげるから

S
永遠の時を　君なら
止めることができるだろう？
心から　心から
最期の望み叶えてよ　ねぇ

G
月明かりに照らされた　君の顔が
一瞬だけ　泣いているように見えた
きっと気のせいだね
冷たく光る君の殺意が
僕の身体を貫いた
真っ赤な鮮血を浴びた君は
ずっと僕が見たかった　笑顔を浮かべていた

H
残酷なほどに
美しい　美しい笑顔を…

H
涙を流しながら
悲しく　美しい笑顔を…