Tobi

虹のかかる空も 月の笑う夜も
すぐに泡になって 僕らを乗せていくんだ
雨の落ちる声も 夢の割れる音も
すぐに歌になって 僕らを乗せていくんだ
光のない夜は 誰もいない朝へ
そっと歩き出す 信じ続けていた
濡れた君のその背中が 消えて霞んで
何も覚えてなくたって いつでもきっと
僕は笑えるんだ ただ君...

青く澄んだ空は 僕らをただ静かに見ていた
大人たちはいつも退屈そうな日々を過ごしていた
僕はそんな風にただ生きてるだけは嫌だった
だから君と共に 未知を目指す旅始めたんだ
まだ明日は見えないけど　僕ら新たな道を創るのさ
さあ行こう駆け出すんだ　遠く遠く虹の向こうへ
明日を見て前を向いて　怖がらないで...

君はどこにいるの？　ノイズ押しのけて
手を伸ばすんだ　誰もいない世界へ
僕はここにいるの？　ノイズ打ち消して
手を握るんだ　誰もいない世界で
落ちた君の影に 何も言えなくて
ねえ分かってよ 分からないよ　君の残した言葉が
どんなに喚いたって　願う声が響かないなら
分かってよ 分からないよ　君が隠した...

夜に光る星の下で
僕らは空を見ていた
笑い合って話せていることが
当たり前と思ってた
だけどそんな当たり前は
僕の前から消え去った
もう二度と会えなくなるなんて
考えたくもなかった
離れたくないと思っても
何もできないの...

独り思い出抱きしめて
苦しいよってもがくんだ
夢ならどんなに楽だろう　
何度考えて泣いたのだろう　
全部全部を閉じ込めて
誰にも見つからないよう
全部全部が変わらずに
君の記憶をこのまま
嫌ならもう全部取っ払って
ただの僕の感情論(わがまま)なんて...

目に見えない 檻の中に
僕らずっと 閉じ込められたまま
泣きたいとき 声を上げて
泣けないなんて そんな世界は嫌だよ
僕は言う もう嫌だよって 君は言う もう少しって　
優しさが苦しいよって もう息が出来ないんだ
逃げ出そうとしてみても 僕の足に繋がれてた
つまらない この規則(ルール)が 僕らを掴...

僕らは　きっといつでも今でも
僕らの　物語の主人公なんだ
Ah・・・
僕らは　あの時から少しでも
僕らの　足で前に進めたかな
どれくらい時が過ぎたって　弱い僕らが感じた
あの頃の悔しさはずっと　忘れられないから
どれくらい僕が泣いたって　小さな僕が感じた
ちっぽけな悲しみは誰も　気づかないから
見上...