タグ「小説」のついた投稿作品一覧(7)
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「KAITO、さっき、何言おうとしたの?」
同じベンチに座り、マスターが先ほどの言葉の続きを促してくる。
「べ、別に、何も…。」
気まずくなった俺は、誤魔化すことにした。だって、俺だけを、なんて…。ずうずうしいにもほどがある。
「嘘だ。」
俺の頬をがっちりつかんで、マスターは俺の目をまっすぐに見つめ...デート 続き。4
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そういって引っ張られた場所は、さっきも来た男性服の売っている店だった。ここが一番着せ替えさせられた気がする。
「これとこれ、ください。あと、この服にあうアクセサリーって、どんな感じですかね?」
よくよくマスターの声に耳を傾けると、マスターはどうやら俺の服を選んでくれてるみたいだ。
「マスター、ありが...デート 続き。3
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「マスター、なんか嬉しそうですね。」
部屋から戻ってきたマスターを迎えたのは、ミクだった。
MEIKOはテレビに夢中だし、リンとレンは仲良く寝てるしで、部屋には不思議な静寂が流れていた。
「そう?どっちかっていうと、傷心なんだけどね。」
苦笑しつつ、ミクの質問に答える。
「ミク、俺、ちょっと今日マス...デート 続き。2
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「マスター、そんなことしてると、…見えますよ?」
溜め息をつき、青い青年は言った。
「KAITO。今何か言った?」
KAITOに振り返り、マスターと呼ばれた女性は呟く。
「ま、マスターは今日も美しいと言ったんですヨ!」
肩を思いきりびくつかせ、青年こと、KAITOは答える。
「そう。ならいいけど。」...デート 続き。1
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「マスター、何を聞いてるんですか?」
私はつけていたヘッドフォンを外し、声の方を振り返る。
「親愛。」
答えると、質問者のレンは困惑した表情で答えた。
「水樹奈々さんの曲ですか?マスターがしっぱ、「レン、余計なことは言わなくて良いのよ。
私ね、好きだから。」
だから、今度はアレンジで挑むつもり。とマ...マスター、何を聞いているんですか? (注)
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「あ!マスター!猫がいるよ!!」
道端に座り込み、鏡音リンは数歩歩いた先にいるマスターに話しかける。
「ん?ああ、ホントだな。でもな、リン。猫なら家にもいるだろ?」
リンに呼ばれると、マスターは彼女の隣に立ち、屈んでリンの頭を撫でる。
「だって、みんなにいっぱい抱っこされて、リンには抱っこされてくれ...道端、猫、争奪。
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「今日、何の日?」
突然、ミクが言い出した。
いきなり何を言い出すんだこのボーカロイドは。と思った。今日は4月2日。桜舞い散る出会いと別れの季節である。
(このボーカロイドがこんな笑顔で言い出す時は大抵ろくなことはない。)
「ただの休日だと思うが。学生はね。
にしてもミク、君は何が言いたいのかな?」...今日は何の日? 【日常、ほのぼの?】