タグ「巡音ルカ」のついた投稿作品一覧(15)
-
――――――――――#12
神威は考える。緊張の行き先がバラバラに拡散して、結果、良く分からない事になっている。
「せやな」
猫村が相槌を打ってきた。誰も何も言っていない。
「私の心を読むな」
「顔に出すからやろが。やる気あんのかこいつらって顔にでとったで」
「やる気がないなどと思ってい...機動攻響兵「VOCALOID」第6章#12
-
――――――――――#11
というわけでや。
AKITANERU――――――――――逃げたぞ!ネギ畑の方に!追え!マジで追え!
YOWANEHAKU――――――――――貴方が遊んでるからでしょうが!!!
AKITANERU――――――――――ちゃいますよってやで!!!!ある意味さ!!!!!
...機動攻響兵「VOCALOID」第6章#11
-
――――――――――#6
『ハッ、同じ町に住む赤の他人、それだけの存在でしかないですよ、私にとっては』
俺達が守るべき普通の人達をお前はどう思っているのか、その問いに返ってきた答えだ。他人。見下す見下さない、対等も差別も何も無い、知らない人、それだけの存在。
『殴っていいですよ?さあ?』
こ...機動攻響兵「VOCALOID」第6章#6
-
――――――――――#4
話を整理しよう、私の為に。
まず、私は猫村中将とお酒を呑む約束をした。
つぎに、私は弱音准将を誘い、エルメルトの方々もご同席頂ければ盛り上がりますと、社交辞令気味に人数集めを頼んだ。
それから、私は参加メンバーを猫村中将と弱音ハク中将から聞き、いくつかの候補の内で料...機動攻響兵「VOCALOID」第6章#4
-
――――――――――#3
最初に見た時には、こいつだと思ったのだ。だから、挙動不審気味なそいつに、こう声を掛けた。
「所属は?」
「は?」
まさか私を知らない攻響兵が来るとは思わない。だから、すぐに考えを変えたんだ。こいつは『違う奴だ』と。
「ああ、なんでもない。基地にきた用件はなんだ?」...機動攻響兵「VOCALOID」第6章#3
-
――――――――――#2
「結局、鏡音は何が言いたいのだ?『初音ミクのように悪の全てを滅ぼす』のが望みか?」
神威の言葉に座が沈黙する。神威は顰め面で面々を見回す。
「氷山が『鏡音レンのリリックコードは危険だ』と言っていたが、実際はどうなんだ弱音准将」
亞北ネルが嘴を挟む。
「氷山に聞けば...機動攻響兵「VOCALOID」第6章#2
-
――――――――――#1
窮地の最中にある。一旦事が起きれば、すぐに死地だ。
神威がくぽだけなら、なんとでもなると、余りにも甘い考えをしていた。
奴が参加する宴会、全員が攻響兵だ。最悪だ。正攻奇攻あらゆる全てが不利。
神威がくぽ、猫村いろは、亞北ネル、弱音ハク、巡音ルカ。初音ミクと共に、メデ...機動攻響兵「VOCALOID」第6章#1
-
――――――――――#10 /第4話fin
正面切って、「今日はアラとかも出す」と言われた様な物だ。確かに美味しいし、高いマグロを入れたのだろうとは思うが。
「旨いな……」
「せやな……」
「ふむ」
「この香味、味を生かしてとても濃い味わいにしていますね」
「うむ。旨いな」
猫村中将と...機動攻響兵「VOCALOID」 第4章#10/第4章fin
-
――――――――――#9
「失礼します。女将のメイコでございます」
座敷に入った一行に、挨拶に来たメイコは一目で雰囲気が最悪なのを見て取った。口上を切り上げて正座しながら深々と一礼する。
「本日は、西のローランドで良い魚が陸揚げしましたので、海鮮が大変美味しゅうございます」
「ああ、ローラン...機動攻響兵「VOCALOID」 第4章#9
-
――――――――――#8
はあ。困った事になった。亞北ネルと巡音市長が射る胡散臭そうな視線を正中線からちょっと右よりあたりに十字砲火されてる。
「「弱音准将?」」
「……私が、今日神威中将閣下と初対面だというのは知っていますか」
物いいたげなハモリに対し、中央から出向してきた天才参謀弱音ハク...機動攻響兵「VOCALOID」 第4章#8
-
――――――――――#7
猫村いろはは垣を見上げた。なんとも無粋な、信長の気持ちが分かるような戦いを舐めた造りだ。
「これは、面白い趣だな」
一人ごちたのを、巡音が耳聡くして返事をする。
「ここの主人は何分、変わり者ですから」
「左様か。見れば分かる」
猫村はぶっきらぼうに返事をする。呼...機動攻響兵「VOCALOID」 第4章#7
-
――――――――――#5
昔、ルカは平凡よりもちょっと貧乏な家に育った。父はしがないWeb広告会社の経営をしていて、社員は5人という小さな会社だった。家に居る時間も多かったが、ちょっと遊んでくれたり勉強を見てくれたりする以外は、真剣な顔でパソコンに向かっていた。母はパートに出て安定しない家計を支え...機動攻響兵「VOCALOID」 第4章#5
-
――――――――――#4
盗聴器はもちろん配置している。プライベートな空間の物音はネルが聞きたくないのでパスだが、むしろ一人でいる時よりも他の人間とどういう会話をするのかが重要だった。
「やっぱり"忘れやがった"な……」
弱音ハクの正式な要請で、亞北ネルはグミの監視をしている。「攻響兵としての...機動攻響兵「VOCALOID」 第4章#4
-
――――――――――#16
そしてエルメルトに平和が訪れ、街はまた何事もなく時を紡いでいくのだろう。
「――という、お話だったのです」
「そうですか。とても素晴らしい冗談はともかくとしてですね!」
「ノリツッコミDeathね♪巡音市長は腕を上げました♪」
「あなたは相変わらず、変わりません...機動攻響兵「VOCALOID」 3章#16 /3章fin
-
地獄を去る悪魔の話
ある悪魔の御令嬢様は 人間の男に恋をした
焼かれる男の魂を 我が物にしようとした
この話は ある悪魔が堕落する御伽噺
さあ 長くなる筈だった 御伽噺をしよう
政府の手先と 形の揃った手羽先が争った 御時
世界は凍り付いていた なあーんだと 正解はお風呂
男は炎から火を取り出した ...M.P.H.r