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僕が君を好きだと気づいたときは
もうすでにすべては終わっていて
僕はだから目を閉じるよ
君の幸せを祈っているよ
いるよ
いるよ
嘘だよ...短い歌詞(ワンフレーズ)2 【切り貼り自由】
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×××
廊下に出ると、カイトの部屋のドアが少しが開いていた。そういえば風邪を引いたんだっけな、と申し訳程度に思い出す。昨日は驚いた。カイトが風邪を引くとは想像したことも無かったから。バカは風邪を引かないと思っていたのだが。
――バカが風邪を引くとどうなるのだろう。ちょっとした好奇心に駆られて部...【家族愛】微熱とカタツムリ 5/5 完【カイメイ】
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嘘である。
いた。寝転がっていた。僕のベッドに。唖然として近くによると、なんとも幸せそうにぬくぬくと毛布にくるまって寝ている。僕が掛けてあげた布団は抜け殻のように床に捨てられていた。
……どうも暖かさに釣られて僕の巣にもぐりこんだらしい。メイコの進んだ跡がシーツにしわとなって残っていた。カタツ...【家族愛】微熱とカタツムリ 4/5【カイメイ】
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×××
メイコは。メイコは僕の精神安定剤みたいなものだ。もちろん物扱いをしているつもりはない。そんなことをしたら熱い一発を腹にお見舞いされる。顔にしないのは、仕事を気遣ってのことだ。その優しさが逆に痛い。
ただ、デビューしても売れなくて家で腐っているときに、何も言わずにそばにいてくれたのがメイ...【家族愛】微熱とカタツムリ 3/5【カイメイ】
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マネージャーの楠さんが異変に気付いたのは仕事場に着いてだいぶ経った後だった。
事前打ち合わせを終えて、ありがとうございましたと立ち上がってスタッフを見送った時だ。
「カイト、もしかして風邪?」
楠さんがいぶかしげに聞いてきた。立ち上がった時にふらついたのを見られたらしい。まずい、と、覗き込ん...【家族愛】微熱とカタツムリ 2/5【カイメイ】
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「はぁ……」
夕食を電子レンジで温めながら無意識に出たため息は思っていたよりも重々しく、誰もいない空っぽの居間に広がった。
暖めているご飯はメイコが用意してくれたもので、家族みんなの好みと栄養バランスを考えられて出来ている。メイコは不器用だと思われることも多いけど、どちらかといったら器用なほう...【家族愛】微熱とカタツムリ 1/5【カイメイ】
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ふたり 手を放したよ
まだ日が沈む前
ふたり 歩き出したよ
明日を見る前に
夜がざわめき 暗い色を引きずるとき
ふたり 同じ場所みてたよ
短い歌詞1(改変可)
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僕ら 見えないものを見ようとして
僕ら 目を凝らしてんだ
僕ら つかめないものをつかもうとして
僕ら 手を伸ばし続けてんだ
僕ら
目を開けてよ 顔をあげてよ
見えるでしょこの世界が
広そうに見えるかな 狭く見えるかな
世界は君が触れる分だけ 広くも狭くもなるんだよ
目が見えるものだけが全てじゃないけ...【歌詞】僕ら(改変可)【ボカロック風味】