タグ「レンリン」のついた投稿作品一覧(22)
-
朝日が雨上がりのアスファルトに降り注ぐ。
雲一つない、快晴。
あたしが世界で一番大切な人に出会ったのは、そんな朝だった。
*
窓から差し込む太陽の光。
少し唸って顔を上げると視界に入ったのは目覚まし時計だった。
ピンク色のかわいらしい時計で、確か3000円以上したはずだ。
そんなあたしのお気に入りの...【ロミシン鏡音ver.】喜劇のジュリエット1【リメイク】
-
*Rin side
「ぃ、やぁ…!」
精一杯抵抗する。してるのに!
指は深くに入り込んでいく。
「可愛いね?」
男の人の手が再び中に入ろうとしたとき、目を瞑った。
嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌、嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌・・・・
「いただきます」
助けて、誰か、誰かぁッ!
「いやああああああああああああああああああ...初恋の円舞曲 12
-
「レン~!おかえり!疲れた顔してるね、アクエリ飲む?」
「あーサンキュ」
オレは家に半居候している幼馴染の好意を素直に受け取った。
ホントは部室で飲んできたから要らないんだけどな・・・
「ハイ!」
思いっきり運動した後に飲むアクエリは美味いが、要らないときに飲むアクエリはなぜか不味い。
せっかくリン...【七夕】天の川の下の二人【レンリン】
-
「天然?ワザと?」
「な、何が・・・」
レンは短く溜息をついた。
なんかいけないこと言っちゃったかな?
とりあえず、空気が帰ってほうがいいって言ってるから帰ることにしよう。
「勉強教えてくれて、ありがt」
「このまま帰す訳ないじゃん」
引っ張られたと思ったら、背中でボスンと鈍い落下音。
真上にレンの...初恋の円舞曲 6
-
実亜さんのリクで、レンとリンデレラの続きを書かせて戴きます!
*
家出(というより駆け落ち)から一ヶ月が経つ。
本当にレンや菜美さんは良くしてくれて、おかげで私は毎日笑ってすごせた。
お母さんが一度挨拶に来たけど、そこにお父さんは居なかった。
「娘を宜しくお願いします」
それだけ言ってお母さんともお...【ロミシン 鏡音ver(アンコール)】世界一のシンデレラ【実亜さんへ】
-
レンはどこからか小さな箱を出した。
「リン・・・これ」
珍しく真っ赤になるレン。
先程の行為の名残で、服がはだけたいる。
「これって―――」
舌切り雀のお話では、小さい箱にいい物が入っていて、大きな箱にはお化けが入っていた。
私はそんなの嘘、と思ってた。大きな箱の方が良いに決まってる。
でも、こんな...【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ19【my story】
-
私はシンデレラになりたかった。
でも、シンデレラは計算的な女の子だなぁとも思ってた。
だって、ピッタリのはずのガラスの靴がそう簡単に脱げるわけがないでしょう?
ガラスの靴は、シンデレラがわざと置いていったの。
もっと、愛されたいから・・・
*
「リン」
「なぁに?」
「なんであの時...俺が告ったと...【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ18【シンデレラ?】
-
※卑猥な表現があります。ご注意ください。
小さい頃、私はシンデレラになりたかった。
でも、今の私はジュリエットだとお母さんは言った。
ジュリエット。その名前で呼ばないで欲しい。
悲劇は嫌い。結ばれなくちゃ楽しくない。
*
「レン」
「何?」...【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ17【私のロミオ】
-
「リン、もう暗くなる。リンのお父さんが嫌がるだろうから、俺は途中までしか送っていけない・・・けど」
「?」
「――夜、リンの部屋に行くから」
「・・・うん」
私はレンと手を繋いで帰った。
*
「お父さん、お母さん、おやすみなさい」
「おやすみ、リン。」
せいぜい良い夢を見なさい。
時計は12時をさし...【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ16【あなたにならば】
-
「ただいまーレン。今日は話があ・・・」
菜美さんはにっこり笑った。
やっぱりいい人だなぁ・・・
「ぇと、お邪魔してます、お久しぶりです菜美さん」
「リンちゃーん♪」
「母さん、専務になったんだって?」
「え?何で知ってるの、レン」
「あ、私のお母さんが教えました」
「ああ、そうか・・・リンちゃんのお...【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ14【二度目の恐怖】
-
私達は何も言わないのに手を繋いだ。
まるでテレバシーみたいに・・・
そういえばグミが恋人にはテレパシーがあるんだよって言ってたっけ・・・
すっかり日も暮れて、辺りの光はキラキラ光る街明かりだけ。
「着いた。レン、どーせお母さんだけだし上がってよ」
レンは少し戸惑ってから頷いた。
「リン!?心配したの...【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ13【悲劇か喜劇か】
-
※この先、レンリンCP要素強めです。
「お仕置き・・・?」
「そ。まぁ消毒もしてなかったし丁度いいな」
「え、消毒って?別に怪我も何もしてないけど」
「リンさーん性教育はキチンと受けましょうねー」
「せっ性教育?」
レン君はニヤっと笑って、私を押し倒す。
「あ」
リント君にやられたことを、レン君がも...【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ12【もっと】
-
あたしは家を飛び出した。
行く当ても無いけど、自分の足が目指しているところはレン君の家だった。
ピーンポーン
チャイムを鳴らしても、家の中で虚しく響くだけ。
「そうだ、今日学校なんだ・・・」
がっかりしてコンビニでも行こうかと思ったとき、
ドドドドドっという音が家の中でして、
「リン!!」
凄い勢い...【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ11【call my name】
-
「・・・マジで」
「うん、ごめんね。嘘ついてたの」
もっと私を見て欲しかったから。
結ばれないと楽しくないでしょう?
「レン君の中の・・・1番になりたいです」
レン君はそっと頭を撫でてくれた。
「もう1番だけど」
*
「レン君をちゃんとお父さんに紹介したいから、帰ったら家に来て欲しいな」
コソコソす...【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ10【悲劇のジュリエット】
-
たたたたっ
朝の町並みは晴れているせいか、いつもより輝いて見える。
レン君は今日もいるのかな―――
気がつけば私の頭の中はレン君でいっぱいだった。
レン君に触れた手は、朝になってもまだあたたかい。
*
そもそも、何でいつも此処で待ってんだ。
俺がリンと会ったときにピンと来たのは間違いない。
元カノと...【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ9【唄と素直な気持ち】
-
「レン君ごめんねーこんな時間に・・・」
「いーよ。俺がそーしたかっただけ。ほっとけねーし」
レン君は何も言わずに手を握ってくれた。
鼓動が早まった。
顔が熱くなった。
「レン君」
「ん?」
「どうして助けてくれたの」
レン君はちょっと戸惑ってから、
「好きだから」...【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ8【知らないこと】
-
「レン君」
助けに来て欲しいと思ったらレン君が来てくれた。
都合が良すぎると思った。
でも目の前にあるのは間違いなく現実。
とりあえず自由になった身なので身なりをキチンとして部屋の隅っこに避難。
「ったく。10分もしない間に来やがって」
「超嫌がられてやんの」
レン君が来て私の頭をくしゃくしゃ撫でた...【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ 7【救ってくれた手】
-
「リント君一人なのかー寂しいよねー私はなれてるけどねー」
独り言をぶつぶつ言いながらお泊りの用意をする。
本当によく出張する親だなぁ・・・
お父さんはいいけどお母さんはヤだなぁ・・・
「いっけねもう6時半だ」
*
「お、リンちゃんいらっしゃーい」
「お邪魔しまーす」...【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ5【迷い】
-
ピピピピッ
朝からなる電子音。これを目覚まし時計といいます。
本日は昨日とは異なり、6時30分を指しております。
本日も晴れ。異常なし。
約束したもんね。また学校でって。
やっぱ寝坊するわけにはいかないでしょ?
「おはよう!お母さん!お父さん」
「あらリン。頭は?」
「大丈夫!スッキリ治ったよー」
...【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ【妖しい誘い】
-
「た、だいま・・・」
「リン!どうしたの?」
「お母さん・・・なんか頭痛くて・・・学校行かずに帰ってきちゃった」
我ながらいい演技だ。
「熱はないみたいだけど・・・寝てなさいね」
「はぁい」
レン君は今何してるんだろう・・・
*
「はよーございまーす」
「鏡音!遅刻だ!今何時だと思ってるんだ!」...【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ【過去の傷】
-
「着いた」
廃れたビルは5階建て。
忘れられたようにひっそりと立っていて、一目で気に入った。
屋上の日当たりはかなり良さそうで、レン君が昼寝場所にするのも分かる気がした。
「私このビル好き」
「上ってみるか?」
「うん!」
階段はちょっと長くて足が疲れたけど、
「わあ!凄い!」
街を見下ろせて、良い...【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ 2【屋上で】
-
「ああ~寝不足~」
私は鏡音リン。中2です。思春期真っ盛りです。
時計を見ると、まだ6時半。まだまだ大丈夫じゃん☆あと10分...
*
「ああ~よく寝た・・・ぎゃあああああ」
只今7時50分。生徒登校完了は8時10分☆
ちなみに言うと学校まで20分かかります。
「おかーさんのばかあああああああ」
起...【ロミシン 鏡音ver】レンとリンデレラ 1【サボりから始まる出会い】