タグ「KAITO」のついた投稿作品一覧(8)
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「煩いなぁ」
呆れた様子で窓の外を睨み付けるカイト。
どうやら蝉の声が耳障りなようだ。
―私には聞こえないが
いつも穏やかな兄が違く見えたのは暑さのせいだと思う。
リンはそう思いながらも内心ビクビクしていた。心なしか頭のリボンが、シュンとしおらしくなっているように見えた。
そんなリンに気付いたのか、...大好きなんです
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「ねっ、リン!リンってばぁ…」
午後2時
眠くなる時間帯なのは分かるが…分かるのだが
2人並んでテレビを見ていたらいきなりリンが眠り始めた。
電車の中で、見ず知らずの人に寄っかかって寝るような状態だ。
「うー…どいてー」
引き離そうとするも、なかなか離れない。
顔を真っ赤にして力を入れてもびくともし...だっこ
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今日は風の強い日だった
それに加えムワッとしている気温の中で、アイスを頬張る私のお兄ちゃん。
涼しいんだか暑いんだかよくわかんない。
「ね、カイ兄それ一口ちょうだい」
甘えた感じで、腿の上に座ってみた。
しかし子供相手のように「だーめ」と却下され、渋々腿の上から脚をどける。
ちょっとぐらいいいじゃな...どこか虚しい感じ
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「へ…くしゅんっ」
このくしゃみから始まった。
温かい日々が続く中、
急に暑くなったものだから。
くしゃみは寒い時と、誰かが
噂してるときだけだよって
昔メイコ姉に教えてもらったっけ。
でも寒くもないし、誰かが
噂してるようにも思えない。...cold
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この子たちが何かと聞かれたら
「カイト兄、おやつー」
「あ、やべ赤だ…充電器貸して」
ペットと答えるだろう。
珍しい一卵性の双子、リンちゃんとレンくん。
金髪で青い瞳、気の強そうな顔立ち。頭の白いリボンが特徴的な双子の姉のリン。
「お腹すいたあああ」
…髪と瞳はの色は同じ。さすが双子だと思える。
弟...日常茶飯事
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「…何やってんのカイト兄」
温かい季節から暑い季節に変わろうとしていた時。
まぁ今はその中間の梅雨でジメジメしている時期だった。
ミクは、そのジメジメ感に負けないくらいジメジメしているカイトを見つけた。
リビングの片隅で体育座り.
青い髪に青いマフラー。
これらがさらにどんよりした雰囲気を漂わせてい...散々な梅雨の日
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「ありえないっ!」
リンが横に座ってきたと思ったいなや、いきなり発した言葉。
キョトンとして理由を訪ねるカイト。
「何がありえないの?」
おそるおそる聞くと、リンはキッと顔を向け強い口調で言った。
「ありえないからありえないのっ!!!」
うん。答えになってない(´ω`)
よく理由は分からなかった。
...昼寝事件
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ゆらゆら、ゆらゆら。
頭がぼーっとする
顔から脚まで、身体中が
熱い。
「…レンくん」
さっきから何度も名前を
呼ばれているのに気がついた。
「ん……」
重い瞼を無理矢理開けると一瞬視界がぼやけた。
そこに居たのは見覚えのある青年。...特等席【カイレン、腐向け…なのか!?←】