Takiの投稿作品一覧
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A
いま一片
落ちて流れて
沈む傍ら
雪の名残は
溶けて消えて
冷えて行く河
B
行く場所があるのなら
行き場無い言の葉を...『追憶』
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蒼穹高く
人は果てを知らず
恵み降る
雨の甘さを享受せん
羊を追え 草を食ませ
感謝を捧げ 共に生きよう
誰も同じ空の下
生まれたのだから
演奏二胡
(イェンゾウ アルフー)...『二胡(アルフー)』
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来了 来了 想起来
(ライラ ライラ シアンチーライ)
長く深く大河
広く青く原野
高く遠く大空
猛(たけ)く重く山谷(さんや)
龍の眠る流れに
接吻(くちづ)けて
駆ける麒麟(きりん)の如く
草踏まず...『懐古』
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【S/short】
有史数えて 三千五百
時数え 中華の覇
【A】
一つの天に 昼夜の二つ
三皇(さんこう)の神 四天を定め
五帝治める 六合(りくごう)の天地
七雄の国 八卦を占い
九流十家(きゅうりゅうじっか) 生き様を問う
【B】...『時数え歌』
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《弾き語る楽士は歌いながら旅を続ける》
「戦いは人の営み。されど忘るな。いったい誰が、命に値(あたい)を付けられようか」
【A】
砕かれた 幸福の時
時の流れは もう変わらない
失った 命の意味は
国の礎(いしずえ)? そうじゃないでしょ
【B】
辞賦(じふ)語る 戦いは
跳梁跋扈(ちょうりょうばっ...『紅楽士』
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【A】
蒼天高く 舞う鷹(たか)よ
その目に私は 映るだろうか
紅く色付く 花咲かせ
この大地の上 歌っているの
【B】
掲げよ杯(さかずき) 祝いの宴
昇る歌声 天を褒め
大地を祝い 舞い踊る
【S】...『冬天欣喜』
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【A】
輪廻は巡れど 刹那はこの時
炯々光って 謳歌せん
蜻蛉(かげろう)の生 儚き宿命
光彩纏いて 翅(はね)広げ
【B】
天満つ光 空も色変え
千変万化 錦とならん
白露(はくろ)の煌めき
地に落ちればこそ...『礼賛謳歌』
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※(K)=KAITO (G)=がくぽ 無表記は二人 〔〕は二人別歌詞
【A】
弾き語る二胡の音(K)
神代の昔を語る歌(G)
花さえも微笑む(G)
薫風が包む四阿(あずまや)で
【B】(G)
雪に紛れる椿の清楚
春来の日差しを
待ちわびながら...『春秋二季』
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「賢者は予言した。あなたは歴史に名を残すと」
【A】
世界が終ったと言ったら
君は笑うかな
笑ってくれるかな
【B】
お伽噺が現実になって
僕は賢者に預けられた王子様で
ただ平凡な幸せを
君と願っていたけれど...『其は破壊者と呼ばれし者』
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※(年少)=ミク、リン、レン
(年長)=MEIKO、KAITO、がくぽ
無表記は全員
【S】
歩み出した道を
後悔はしないけれど
今は少し
別れを惜しんで
背中合わせに
歩み出す少し前...『別れの日』
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【A】
決まっている
闇の定義
光は絶対だと
思うのだろうか
目を背ける
愚者 知らぬ
光こそ闇を生む
諸悪の根源
【B】...『其は魔王と呼ばれし者』
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花散らす春りん(漢字不表示)
時に紗(しゃ)を纏わせ
鬼火さえも仄かに
歳月を霞ませて
冷風(ひやかぜ)吹けば
百鬼夜行
率いる鬼女の
赤髪は異形
闇を踊れ
妖(あやかし)の群れ...『百鬼夜行』
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【S(short)】
煌めく銀の瞳
笑貌は艶やかに
【A】
銀眼の女伯爵シンシアの名は
悪女・烈女・淫婦(いんぷ)
女達の至高の御旗
【B】
傾城傾国
彼女は国を覆す...『復讐のシンシア』
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【A】
満月を背にした黒い翼
青の吸血鬼が
僕に笑いかけた夜
【B】
甘美な誘惑
僕はその牙を受け入れた
君がどうしてと叫んでも
僕はごめんねとしか言えなかった
【S】...『君は光・僕は闇』
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【A】
「執着や妄念はいつから」
問いは意味をなさず
ただ求めるが故に
諦めることなど出来ない
【B】
戦いは歴史
人の営み
子供たちよ責めるなかれ
父母の願いを...『古詩』
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【A】
人々のざわめき
私の横を通り過ぎて
夜の暗さも忘れてる
【B】
夜闇に飛ぶ蝙蝠
変幻すれば私の敵に
【S】
闇よ恐れよ
汝を狩る者...『この胸には銀の十字架、その胸には銀の銃弾』
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【S・ショート】
本当に欲しいものなんて
手に入らないのが
世の常で
【A】
後ろ歩く者達の 安楽
先頭走る 苦痛知らず
逃げ続けるの
追い抜かれれば落伍者になる
【B】...『魔王、其は悲しき奴隷』
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【A】
所詮 人間なんて土塊(アダム)
命(エヴァ)も同じ
人の罪・咎
もう切りがないから
【B】
「託す」なんて
お気楽な責任転嫁
「使命」なんて
お綺麗に纏めないでよ...『勇者、其は悲しき奴隷』
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【A】
何処へ行ったの
青髪の少年
森へ行ったの
禁忌の森
赤髪の少女
探しているよ
【B】
古びた昔話
掘り起こして...『シシノモリ』
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【Aメロ】
黒いほどの森の天蓋
風 蹴立てる万緑の波
お眠りよ お眠りよ
森の奥から歌声がする
【Bメロ】
それは小さな村の
古びたお話
荊の中に眠る獣の王と
歌う守人 黄薔薇の少女...『獅子の森』
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【A】
月光が照らす花院子(ホアユアンツー)
月を望む横顔 紫の君
麗しき一時
永久へと願い
彩る花の艶冶(えんや)
惑う心地は陶酔に似て
【B】
満月は女神の笑貌
千里に馨る花魄(かはく)の霊...『花院子・月亮光(ホアユアンツー・ユエリャングワン)』
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※KAITO(K)、がくぽ(G)、レン(R)、無表記は三人
【Aメロ】
路地裏の黒猫に聞いてみた(K)
何処に行くのかと(G)
黒猫はただ目を細めた(R)
【Bメロ】
何処に行けるのか(K)
足踏みして(G/R)
行く宛ても無い虚しさを(G)
舌打ちで掻き消して(K/R)...『Pride of Thin~薄っぺらな矜持~』
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空は混乱
逢魔が時の斑模様
星が零れ落ちて
砕けて消える
消えていく
世界はこのまま終わるのかな
木偶の坊な建造物(オフィスビル)
繁華街は七色の誘惑
空を切り分け神様 探して
問い詰めようか...『無神論』
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世界は戯曲
この狭くて広い王宮
歌うのは秘密(アンダーザローズ)
美しい花には棘もある
薄紅の髪は装飾燈(シャンデリア)の光を弾き
誰もが平伏す
至高の冠
妃の証
王の隣
隠し事(アンダーザローズ)...星が見下ろす物語Ⅳ(連作)『薄紅の女王』
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父母は亡く孤独の玉座
その瞳は凍てつき語る
この世は醜い
荘厳な音楽に
廻る廻る
女の衣装(ドレス)
虚を実に替える虚構の城
廻る円盤は運命の輪
抗う術も無く孤独の玉座
夜を煌々と照らす装飾燈(シャンデリア)...星が見下ろす物語Ⅲ(連作)『青の王』
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深い深い森の中
少年が独り泣いている
鳴いている
言葉を知らない少年の
孤独な叫び
「ねぇ、答えて」
群れをはぐれた一匹の狼
見た者全て食らう化け物(クリーチャー)
森の中 黄色の髪の赤ん坊
狼は巣へと連れ帰った...星が見下ろす物語Ⅱ(連作)『黄色の少年』
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血よりも確かな
絆の家族
魔女の語る
化け物の物語(クリーチャーズ・テイル)
裏の森には
孤独な獣が住むのだから
「森に入ってはいけないよ」
魔女と呼ばれる赤髪の女
彼女の作る妙薬は
不死さえ叶うと...星が見下ろす物語Ⅰ(連作)『赤髪の魔女』
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少女は静かに落ちていく
そこは深い兎穴
幻想と現実その狭間
そこは少女の夢の穴
姿勢正しく礼儀正しく
つまらないのよお姉様
賢く快活愛らしい
私を型にはめないで
理不尽だわこの世界
間違ってるのよ現実なんて...不思議の国のアリス