梨緒の投稿作品一覧

砂利の無い この道で
僕は 小石を 蹴り飛ばした
ビル風の 吹き荒れる
ここは 今年も 寒い冬
知らせの無い この時計
いつもチャイムは 12時
人気の無い ロータリー
夏祭りは賑わうのに
美味しいケーキはまざあぐうすで
アン美容室に行きたいな...

なんとなく生きている

ぎゅって抱きしめて僕の事
晴れる心はありませんが
感じる君の高鳴る脈を
ただ羨ましく思うだけ
ぎゅって首絞めて僕の事
心残りはありませんよ
感じる僕の苦しむ脈で
また今日も生きたくなくなるの
心が無いな 心当たりが
きっと“人”を捨てたんだろな...

海の街　波に揺れる
青い空　届かない
海水に　漂って
あなただけ　会いに行く
浮かぶ藍　何もないな
あの言葉　届けるの
塩の味　ただ酔って
あなただけ　想い出す
cry　暗い　喰らい尽くす日々
眠って　起きては　時間だけ過ぎて...

霊は 宵に そして歌う
身も心も捨て去って
白い 脆い 浮遊霊
卯の花のように儚き君
語り出したのは 生前の事
「実は 人間 だったんだ」
溢れ出してる その落涙に
触れられぬ 事はもう 理解ってる
息をしてる 地を這いでる
それだけで「生きた」と言えるのか？...

生きてる理由求めては
また今日も手首を切る
「愛してよ」とか嘆いては
また拒絶するのでしょう
死にたい理由探しては
また今日も見つからない
あの子より恵まれてるの
そんなのわかってる
苦しい記憶見つけては
また今日も引き摺るのは...

こんな僕なんて
生きなくていいかなって
誰かに望まれて
いる訳じゃないんだって
こんな僕なんて
死ぬ方がいいかなって
誰かに願われて
いるなら苦しくならないのに
こんな僕なんて
生きていちゃダメなんだって...

ママ ママ ねえ ママ ママ
とっても可愛い子がいたの
ドキドキ なに？ ドキドキ
あの子をずっと見ちゃうんだ
パパ パパ ねえ パパ パパ
あの子の笑顔が可愛くて
ドキドキ 嗚呼 ドキドキが
止められなくて困っちゃうな
お友達 お友達って
こんな気持ちになるのかな？...

「今宵の相手は貴方ね、いいわ。
快楽に堕として差し上げましょう。」
今宵も愛想笑いして 薄い
ゴム越しに愛を溶かしていくの
夜にギラつく ネオンが
私を刺すの 今宵は
夜な夜な 付き合うわ
まぁ 貴方の心を晴らすだけ
フリルでベタつく量産
一匹狼の地雷...

死にたいって　思いたいって
首吊って　生きたいなって
思いたくない　感じたくない
知りたくないし生きてたくない
怖くはない　恐れてない
生きたくない　自殺したい
心痛い　自傷痛い
死ぬのは期待　笑える遺体
ずっと触るの3DS　誰にも言えないSOS
理解っている　理解っています...

揺らぎ
霞む太陽 夢をただ見ていた
体のない君と 心のない僕は
ふわり
過ぎる日常 君をただ望んだ
愁いのある君を 愛しい君を
積もる憂鬱 僕はただ望んだ
終わりのある日々を 命のない僕を
暗黒の日々と酷な過去
生かされる理由 エゴイスト...

ゴーストタウンガール
電車で380円
子供の大金
払って行くはショッピングモール
近くて遠いの
ついてるその名はニュータウン
無意味に高いの
見たってそこはゴーストタウン
ロータリーに居るあの子は誰？
ふらり ふら ふら...

温もりよ 僕を殺して
愛されたかっただけ
癒されたかっただけ
1歩踏み外しただけなのに
この世は1本道だけ？
その手の温もりを
その身の愛情を
1度の罪だけを見られて
遥か彼方に遠ざけられて
やりたい事も消え失せた...

もしもみんなが楽しく幸せで　笑って過ごしてる
そんな世界があったなら　どれほどよかったか
寝起き涙をこらえて起きる朝　始まる1日は
「これやりたい！」の意欲すらも　持たせぬ世界だろう
夜中に溺れた明晰夢　楽しい理想世界
「こんな世界あればいいのに」　覚めない夢に溺れたい
他人の心を殺しつつ　無邪気に...

ねぇ、死んだって良いでしょ？
目を覚ました午前8時
生憎の土砂降り雨
痛む頭無理矢理起こして
生きなきゃいけない
目を瞑ろう夜中0時
五月蝿いな批難の雨
痛む心無理矢理殺して
生きなきゃ明日も
「おかえり」って聞こえない...

繋いだ 夢と愛情と
理想と現実の狭間で
紡いだ 声と哀情を
見て見ぬふり
愛した 過去を恋愛を
僕を性と聖の欠片で
殺した 今も相殺に
生きてるだけなんだ
自己犠牲 僕を犠牲
空気読み 仮面の舞踏...

「死にたいの。」嗚呼
泣いて泣いて泣き腫らして
嫌々未来を掻き消したって
あなたは どこにもいない
わたしは どこにもいない
知ってよ知ってよ腕腫らして
嫌々自分を絞めて括って
みんなに 理解されない
わたしを 理解させない
楽しい 過去の思い出達は...

どうせ
愛されないなら 僕に
生きてる理由は「…うん」
被害者ズラをする 君に
最高の 人生を
真っ暗に染まる未来
「僕だけは 居ないんだ」とか
不幸自慢 不平不満
愚痴って愚痴って止まらないんだ
残像に縋る記憶...

何度弱音を吐いたって
泣きたい時は泣きたいんだ
何度苦しい言ったって
報われないの変わんないの
何度気持ち沈んだって
優しい声は麻薬なんだ
何度線を増やしたって
痛みも全部麻薬なんだ
そんなはず そうだ そうだ
こんなはず これは これは...

空に舞う 星屑を
集めてみたいな
空に今日も光る星
届くはずもないけど
いつか夜空を旅したい
幼少期の記憶思い出す
夜の世界 知らないばかり
退屈ね 飛び出したい
夜に舞う 星屑に
乗り空を旅して...

雨 今日も 止まないな
誰もボク 見つけないな
彼はもう 雨粒と
一緒に 一生の 時を止めた
もう 明日を 生きれない
彼すらも 見てくれない
透けて 消えてく この身体と
彼との願い 黄泉の国
傘をさして 歩く人
夜景反射 煌めく夜の街...

明日目が覚めたら 幸せになってて
皆がボクの事 沢山愛する
そんな世界なんて 訪れる訳無く
明日目が覚めても いつもと変わらないの
苛められてたんだ 救いなど無かった
笑って誤魔化して 貴女に伝えても
泣きそうな顔して 心配をされても
今頃なんだよな もう感情がわからないの
理解されて 期待されて
...

ねえ
私のIはどこですか？
ホントのIはどこですか？
人目で落ちる恋だとか
興味なんて無いんです 嗚呼
好きだとか嫌いとか 空想で妄想ね
戯言と嘘のエゴ どうしてまだ生きてるの？
嫌ってよ 好かないで 孤独に溺死する
偽りと綺麗事 どうしてまだ死なないの？
甘い甘い飴はない...

長い 永い 夜の底
淡い 泡に 溶けていく
風のように 過ぎ行く日々
もう 此処に 戻らないと
君の体温も言の葉も
記憶に身を沈めて
雨のように 消え行く日々
もう 此処に 戻れないと
君の人生と約束の
記憶に溺れる...

1口飲んだ 顔を顰めた
強い炭酸に慣れない舌が
手を止めるの
2口飲んだ 顔を顰めて
暗い記憶に慣れない味で
泥水させて
好きとか嫌いとか無関心とか
愛して愛されて無造作だな
「もういいの？」『もういいよ』
いっそ僕を殺して...

ねぇ消えたいな 水彩画のように
寝れずに起きたの午前零時
寝言は喋った記憶無いし
「そっか、ここは病院か。」
眠気で記憶はぐちゃぐちゃだし
好きな人とか居なかったのに
好きでいる人居なかったのに
スーッと楽になりたかったのに
吊った首が痛かったのか
外的要因 環境要因...

「人生長い」聞きたくないな
生きてる希望 探して絶望
うやむや息して心は死亡
生かすはエゴ 枯れるは志望
がむしゃら殺すは心の相棒
その場しゃがんで 涙流して
首を掴んでも脈は止まらない
元気なフリを 明るいフリを
笑顔の裏側腐ってる
アイナンテ シラナイカラ...

ホワイトゴースト
夜が更けて ただ鳴いている
黒猫がじゃれる街中で
徐々に透けて ただ泣いている
幽霊が歩く人知れず
愛してた 事実 側に居た 過去も
記憶から 消し去って 知らなくていい
希死念慮 抱え 居なくなる 夢を
ずっと見て 透けてって
「あたしを忘れて…」...