電子雨の投稿作品一覧
-
雪解け間近の湖をただ 渡り歩くように
貴方の預けた優しさが故に 揺れ惑うばかり
あの交差点のシグナルがまだ 青く灯る前に
無慈悲な指が伸ばす 対岸の貴方
あたしが生きる世界より
貴方がくれた言葉より
あの日の絵本の中には そう
今より現実(いま)があったでしょう
そっと…
あの空を抱いて この雪を包...恋のフリ
-
履いてみたマザーの靴を
ちっぽけな夢だと笑わないでほしいの
「ハロー ハロー」
こんにちは ぼくの自由(リベラル)
きっとね
お日さま 時々 キャンディだってね
今から出来ちゃうかもしれないよね
夢みたいな自由(リベラル)
もっと もっと 広がれ!ミラクル
ぼくが歌う自由(リベラル)...ハロー・リベラル
-
絶望を誘う
マリーゴールドの花によく似た
夕陽の中でサヨナラした
貴方は最後に
厭わしさだけを残して去くの
「もう あたし、戻らないわ」
恨んで 憎んで 悔んで 嘆いて
抱いて 結んで 恋して 愛して…
貴方は私に
愛おしさだけを残して去くの...マリーゴールド
-
私を忘れて…
私だけを貴方が忘れるなら
それは きっと特別なことと
いつも胸に抱いていたはずなのに
躓き 叫んだ 貴方の名前が
どうして どうして 胸を締め付けるの…?
風の中に貴方の香り
捜し歩いて辿り着いた
この街は 貴方のように
いつも微笑んでいるでしょう…...風の行方
-
I remember... remember...
忘れないよ
君と過ごした日々を
I remember... remember...
いつか君に出会う日には、
また 笑えるように
集めた記憶をはめこんでいく
継ぎ接ぎだらけの僕
両手に願いを抱きしめていく
真っ直ぐに伸びた道...I remember...
-
「Puzzle you...」
ときに事実(貴方)を惑わせるのなら
「Brighten you...」
ときに事実(貴方)を輝かせる光(light)
入射(出逢い)と分散(別れ)、
屈折(挫折)を繰り返し
事実(貴方)を照らす
それがprism(僕)という意味
1(one).本当の事実(貴方)を
2...prism
-
くるくるくる
くるりらと緩やかなワルツが
また un deux trois
それは ユメに帰する
くるくるくる
くるりらとアタシはまわるだけ
ほら un deux trois
そして 雪は枯れる
Sir it a kuh a nai
(サイラ イト ア キュフ ア ネイアイ)...Do you know the truth?
-
昔の僕らも隣同士で
今だって繋がっているよね
どうか 絡めたこの指が
離れてしまわないように…
あの瞬間を覚えている
貫かれた胸の痛みを
夕暮れに染まる世界は
やがて夜に沈む
きっと 僕とキミは
出逢う運命だった...Innocent connection
-
キャンドルの灯を消してみても
羞恥を消せるわけじゃないわ
嗚呼 シャンデリア
あなたは 揺れて影を落とす
ワイングラスを傾けても
愛へ傾くはずがないわ
嗚呼 シャンデリア
あたしは 濡れて花を咲かす
いつだって
優しいあなたがいけないの...ムーンダストと月灯り
-
あっち こっち そっち どっち
とりあえず 右・左?
探してみようか
青空に、青い鳥。
「迷うべきは 方角でなく 前後の道である」と
少女は言う 微笑んで言う
「覚悟は出来ているよ」
立ち止まり見渡せば 人は僕を抜き去る
「前を見て歩けばいい」 懐かしい声がした
繰り返す日々に 愛してく意味に...ca et la
-
喉が鳴く
きらり 光る金色
黒猫ひとり歩くトタン屋根の街
風が鳴く
あたし 纏う錆色
港を灯し照らす赤レンガの道
誰かのために生きるなんて
それを望んだ あたしのため
答えなんて ほら すぐそこにある
あたしを愛せる人は...雪に白鷺、闇夜に烏
-
狭まる視界が
滲んで見えなくなる
腕から足から
アタシが消えていく…
留まる世界が
初めて愛しくなる
今からここから
明日が見えないよ…
いつも当然のように
そこにあった空気(モノ)を...終止線 -period line-
-
都会には 雨――
通り過ぎてく猫に、ずぶ濡れ
降れ、降れ、降れ
終わらないでよ、星に、泡沫…
仔猫には 夢――
掴めなかった空に、憧れ
トランジスタ
僕はいつでも、歌に、なりたかった…
そうさ、全てだった
置いてけぼりな僕は、レイン...トランジスタ・レイン
-
どこか寂しげな 昼下がりの世界
抱きしめたくなるような
背中に腕を回して 引き寄せれば
ほんのり太陽の香り
頬を擦り寄せた 子猫に
つられて 僕も頬擦り
そこに愛は生まれるの?
甘く優しい夢の中…
まるで コーヒーカップの上の
柔らかな雲のように...カプチーノ
-
必ず 帰ってくると
あの夜 約束したわ
遠く 遠く 小指のほどけた音がした
絵本のページを開くの
「ただいま」も言えずに…
最後のダンスなら
ステラのワルツがいいわ
星が落ちそうな夜に
あたし 歌えない
必ず 戻ってくると...ただいまグリムとナイチンゲール
-
I nor i wot uger u
Konok u tib ir u kar a
Ai nok o tobaw o
I mat um ugimas ho u…
A yum u bekim it iwo
Tad a ma e he(ma e he)
S ak i woter a suh iwo
Im...ふたつめの祈り
-
雨音がマスカラに踊って
見上げれば水玉もよう
吸い込まれるように ただ目をとじて
ひとりきり暗い空へと沈む
どれくらい 泣いてもいいの?
いつの日かこの雨が
晴れて虹が架かるように
夢を空へ打ち上げた
明日さえ見えなくて
どれだけ離れていても...SKY!
-
溺れないで逝きましょう
暗く深いわ 冬の海岸
忘れないと云いましょう
甘い傷痕 罪の造形
思い出が癒えないから
サヨナラが言えないの
(ララ ルララ)
そんな 戯言繰り返してる
さぁ 呑み込んでよ
過去の鎖に囚われるほど バカじゃないわ...いきましょう
-
光咲く その香りをめいっぱいに
吸い込んだ あの春の日
交わしたふたりの小指と夢と…
それは 君と僕の約束(Promise to cherry)
風に両手を広げて
思い出を散らすのなら
ひとり揺れる この花には
何か意味がある
どしゃぶりの雨宿る鳥
羽を休めて...Cherry blossoms
-
これが最後と上手く笑えずに
振り返るなど悪い癖でしょう
指を交わせば偽りを掛けて
喉を使えば愛しさを乗せて
溢れかえる涙に想い隠して
いま 微笑んだら…
雪は春と生きてゆけないから
憧れの中で風に消えゆく
温もりさえ追えないのだから
あの現実(ユメ)にあるのは...偽リ浪漫
-
みずたまりを歩くの
てってしいあ てってしいあ
あまおとにも負けずに
てってしいあ てってしいあ
みずしぶきをあげるの
てってしいあ てってしいあ
あまえんぼうカエルに
てってしいあ を したわ
だから
きゅっとね?...あまやどりのてってしいあ
-
A
終わらない夢を聴かせて
今日は ゆっくりゆっくり
いつの間に月は高くて
いまは どっちがばったり?
A'
飾らない胸を魅させて
夜は やっぱりやっぱり
約束に傷は痛んで
いつか ちょっとだけって ね。...おもちゃ箱の蜃気楼
-
a tarim a eno hib in o
hag u rum a wakur uid as
kakon ide a utab iga
imak o kokar ah a gimar u…
to ikaket a im in ara
mad a o moid a senum ama
僕は、なぜ産ま...Promise Gate
-
ゆめは、
くらく くろく ゆらぐ
しろが、
くろく ぬれてく
つもる、
つもる くろい せかい
わたしだけが そまるせかい
つまさきから うまるみたいに
そっとそっと しずむせかい
そのさきには にじむしかい...くらく・くろっく
-
駈け登った丘に
ふたり身をひそめて
マザーには内緒よ
そっと約束した
山茶花が綺麗ね
燃えるようなクリムゾン
唇を塞いで 重なり合った花びら
指切りすれば
絡まるわ 赤い糸
ほどくことさえ 出来なくて…...山茶花
-
背伸びをしたわ
貴方に追いつきたかっただけなの
甘く赤いわ
爪先のペディキュアが剥がれおちた
痛かった思い出も、欲しかった当然も、
今のところの私には溢れるほどの蜃気楼
貴方のために書きあげた 一輪の歌も…
私ひとりじゃ届かない うまく歌えない…
飛び立ちたいの あの夜は 遠くて意地悪…
だから私を...背中
-
投げ捨てたならば、
燃え上がる焔
あぁ、キミが愛した灯りへと
溶け込んでゆく
限りない骨董品(アンティーク)の山
ねぇ 僕もそのひとつなのかい?
口付けてキミが愛でるもの
明日には移り変わるだろう
キミが揺らすカンテラ
「パパがあたしにくれたのよ?」...【鏡音レン】カンテラ
-
infecter:Sai
「旋律(うた)を作るのは得意だった。
鍵盤の上で指先を踊らせるだけで、
他人(ヒト)はみんな歓声をあげ、私を褒め称えた。
でも、見当たらないの。
私だけの詩(Si)が…」
どこで見失ったの?
列をなす観客は
みんな知らん顔して
曖昧(fuzzy)に手を叩くの...Si...「詩-うたを求めた少女-」
-
A
もし君がここまで
潮風に吹かれてやってきたのなら
それは、
ひとりきり
わたしが波音に誘(さそ)われ
部屋を出たのと同じなの
B
あの海は、青い空を写し取ったというのなら
今のわたしの心を染めるのは、君の色...【応募用】わたしのamor de voce.
-
通り過ぎてく
時間だけが増えても
忘れないように温めているの
キミと過ごした
優しい日々も全て
この右腕に仕舞い込んだなら
たとえ私がひとりぼっちで
戦場(ここ)に生きても
遠く離れたキミがそばで笑う
そんな気がして…...戦場×少女