ブックマークした作品
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すり、とコートの胸元に手と頬を寄せ、メイコはまるでオレを誘うかのようなうっとりとした様子で言った。
「はぁ…カイトの胸ってかたくて好きぃ…」
対するオレは完璧なまでの真顔。しなだれかかる身体をされるがままに受け止め遠い目で答える。
「…そうだね。めーちゃんのよりはね」
「叩いていーい」
「なんで。嫌...【カイメイ】 酔っぱらいと正気の沙汰
ねこかん
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うーんうーん、と、カイトの唸る声が聞こえる。
足の爪先も両腕も指先も精一杯伸ばしているけれど、目的のものにあと一歩手が届かない。
「どう?」
「う…あ、あといっせんち…いやごみり…」
「無理しないで。腕つっちゃう」
メイコは眉を下げて笑った。
洗面所に備え付けの収納棚、頭上一番高いところにあるその最...【カイメイ】赤と青の透明~abstract~【メイカイ】
ねこかん
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「カイト、それ6個目」
「う…」
オレ専用のクーラーボックスからモナカアイスを手に取ったら、シンクで洗い物中のメイコがこちらに背を向けたままそう言ったので、かなわん、と思いながらモナカを戻し、扉を閉めた。
アイスは1日10個まで、と定められているオレにとって、まだ午後3時の時点で6個目となるとあとが...【カイメイ】お菓子がないなら・2【レンリン】
ねこかん
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!注!
この先に居るのは
【性転換クリプトン一家】です。
!性転換クリプトン家!
メイト → 常識人苦労症器用貧乏家事担当
カイコ → 三度の飯よりめーくんの鉄砲娘
ミクオ → アイドル・わがまま・家では適当
ルキ → クールビューティーマイペース
リント → 元気印賑やか少年
レンカ → しっかり...【メイカイ】ノック
キョン子
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性転換クリプトン家がクリプトン家に遊びに行ったようです。
おk!な方は前のバージョンからどうぞ!
【カイメイ・クオミク】僕みたいな君 君みたいな僕
キョン子
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ただいまーとリビングの扉を開く。だけど耳に馴染んだあの声が返ってこなくて、軽く首を傾げた。
スタジオから出る時、早めに仕事終わったから先に帰って夕飯の下ごしらえしとくね、という気の利いたメールをカイトから受け取っていた。
この家での暮らしがまだ私と彼だけだった頃、私たちは一生懸命練習して料理を覚えた...【カイメイ】寝言は寝て言え
ねこかん
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!注!
この先に居るのは
【性転換メイカイ】です。
!性転換クリプトン家!
メイト → 常識人苦労症器用貧乏家事担当
カイコ → 三度の飯よりめーくんの鉄砲娘
ミクオ → アイドル・わがまま・家では適当
ルキ → クールビューティーマイペース
リント → 元気印賑やか少年
レンカ → しっかりもの落...【メイカイ】シガレット・ラバーズ
キョン子
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ルカは自室の真ん中にペタンと座り込み、携帯をじっと見つめていた。
時刻は深夜。壁にかかった時計の長針と短針がまもなく重なろうとしている。明日が今日になるその瞬間を待ちながら、ルカはただ無言で携帯を見つめていた。
そのうち、カチ、と味気ない音を立てて、二つの針が重なる。
ルカは...【ぽルカ】 ウソついてばっか 猫かぶり 【ルカ生誕祭】
ねこかん
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今日の分だと言って無造作に手渡された封筒は余りにも薄っぺらで、中を確認する気も起こらなかった。
無精髭を生やした支配人は笑うことも労うこともせず、用件を済ませるとさっさと控え室を出て行く。
扉の閉まる音を聞いてからゆっくり顔を上げると、鏡の向こうには安っぽい赤いドレスを身に纏った女の姿。ため息をつけ...【カイメイ】on the rocks-前編-
キョン子
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soundless voice
世界に神様がいるなら、奇跡を起こしてほしかった。
「リン、外が綺麗だよ」
窓から見える景色を指差す。
外には青々とした木々とそこに真っ白な花が咲いていた。
昨日雨が降ったせいで雫で濡れて光っている。
リンはゆっくりと視線を移すと微笑んだ。
--うん
と首を縦に振る。
...soundless voice イメージテキスト
麻木
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薄暗いスタジオの片隅。今日の撮影の主役である2人の美男美女が、見つめあい小さな声を交わし合っている。
スタッフたちは一様に気を利かせ、決して傍には近寄らないようにしていた。
ただはたから見ればどこかぎくしゃくしたその様子は、仲睦まじいご両人の邪魔をしないための心配りというより、触らぬ神に祟りなし、と...【ぽルカ】 ひどいあなたに捕まった
ねこかん
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私の弟兼恋人は、どうやら羞恥心がないらしい。
TPOを無視して好きだとか愛してるとか囁くし、妹たちの前でも平気で抱きつくし、おまけに甘えたで泣き虫で。
恥ずかしいからやめなさいと何度言っても治らないので、もうこれは病気だと思うことにして早数年。
…病状は、悪化の一途をたどっているような気がし...【カイメイ】2355
キョン子
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「うっ…」
私、鏡音リンは、今サイコーにヤバい状態に陥っている。
それは、隣に座ってる弟、レンも同じ…はず。
だったのに。
「だぁーっ!なんであんただけ頭良いのよー!」
「ドンマイ☆」
「タヒれ」
「だが断る」
宿題が、終わらない。
夏休み終了まであと3日。...宿題とバカとヘタレとキス
アストリア@生きてるよ
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「ねぇ、リン、早く起きてよ。朝だよ?………今日はさ、ちょっと出かけない?」
レンのこの一言が、今日の始まり。
「うわっはー!!いーい天気だなぁぁー!!」
空は晴天。周りはイルミネーションで一杯。まだ明るいから点灯してないけど。
今日は、12月27日。クリスマスはもう過ぎたけど、まだライトなどの飾りは...デートとバカとヘタレと誕生日
アストリア@生きてるよ