ブクマつながり

「すごい、すごい、いいないいなあ、ミクもほしいなあ、これ！」
「これって、人の子をなんだと思ってんのあんた」
「ねえ、ミクオもほしいでしょう？」
「別にいらないなー。めんどくさそうじゃない」
自分の子だけでも手一杯な状況に、更に面倒な奴らがやって来た。
翡翠の髪を二つに縛った近所のクソガキその一は、...

夕暮れ時、黒板に刻まれたその文字列を、なかなか消すことができなかった。
この場所で、優しい声で、だけど決して私だけには向けられない視線。
彼の優しい笑顔は仕事のためだと、私は知っている。
それでも。彼には、私だけを見てほしかった。


彼とは、多分他の人と変わりない出会い方をした。
四月の教室で...

ある平日の、深夜。
穏やかな眠りから私を引きずり戻したのは、遠慮のない着信音だった。
「…う～…うるっさいなぁもう…」
枕もとの目覚まし時計を確認すると、午前１時。
光って存在を誇示する液晶画面を確認せず、通話ボタンを押す。こんな時間に電話をかけてくるような非常識な奴は私の知り合いにはどうせ...

「いっそヴェールも準備してもらえば良かったかな」
　私の部屋まで迎えに来て、ドレスを着た私を見たマスターの第一声が、それ。思わず顔が赤くなって…抱き締められたままだったからついついカイトのコートに隠れようとする。カイトが小さく笑ってコートで私を包んでくれた。
「淡い水色ですからね。ウェディングドレス...

この小説は言わずと知れた名曲、カンタレラのMEIKOバージョンと合わせてみたを小説化したものです。
カイメイ前提ですが、ミクメイ要素も含ませるつもりです。
MEIKO＝メイリーナ、KAITO＝カイザレです。
自己解釈の個人的妄想の産物なので、多少はそういった部分もありますが、
ほとんどが歴史や人物像...

朝目が覚めて
真っ先に思い浮かぶ
きみのこと
思いきって
コンタクトにした
「どうしたの？」って
聞かれたくて
新しいスーツ
春の新色リップ
つけて　出かけるの...

※大したことはありませんが、少しだけオトナの描写があります※
閲覧になる際はご注意ください