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8件
赤い 紅い 光を浴びて
溺れるあたしは 人形姫
たなびく 正絹のドレス
柔らかに 流れるドレープ
キラリ光に煌くのは
燃えるように輝く
柘榴石の誓いの指輪
輝くのはそればかりでなく
たゆたうように美しい髪
艶やかにしなやかに揺れ動く...【巡音ルカ】人形姫と柘榴石【中世風】
57310
そこにいるひと
淡い光のさす窓辺に、少女が立っている。
視線を手元に落としたまま、一心に何かを呟いている。
整った容貌に表情はない。
白いサッシの窓からこぼれる光が、彼女の黄金色の髪に揺らめいて、そっと溶けた。
ふと、見えないものでも触れたかのように顔を上げる。
瞳は、窓の向こうのさらに...うたいびと
lima
その女は笑うのだ。
抱き締めてくれるのでしょう?
と囁くように笑うのだ。
*
懇意にしてもらっている花街から入った仕事は新しく花魁になる女の着物を作ることだった。
呼び出され、通された部屋の中央に座るその姿は噂に違わぬ美しさ。
目を奪われたのは、彼女の頭上で揺れる真っ赤な椿。
いつもなら、作業を仲間...簪ノ蝶-novel version-
蝶子
偽物の歌
造られた心
本物などない世界
じゃあこの気持ちも”偽物”―――?
『嘘ノ花』
+*設定*+
汚染された世界には機械人形へ自分のすべてを移し、生きる者が続出していた
そんな世界で、生身の人間はどんどんと減っていき、ついに生きている…動いているものは機械人形と、それに自分のすべてを映した人――...『嘘ノ花』~初~
玻織
片腕を、私はまっすぐに伸ばしてみた。
半径八十五センチ。
これが、私の手の届く距離。
そうこれが、私の世界の広さだった。
■■■■My Space My World■■■■
私。巡音ルカにとっての世界というのは、いったいどれほどのものなのだろう。
そう考えさせられるように...【小説】My Space My World ①【ダブルラリアット】
No_rito
「君が好き」って言えたらいいのに
朝日が眩しい中 歩道歩く君を見つける
かけよって交わす挨拶
毎日の当たり前になってきているこれが
偶然なんかじゃないって君は気付いてる?
朝に弱い私は たまに寝過ごしてしまうから
そうゆう時は学校で言う
君から聞ける「おはよう」
それが私の一日の始まりの合図
君の声...知らないでしょ?
snow6996
ある日とつぜん それは生まれた
画期的な新技術
またたく間に“今この世”は
“並行世界(パラレルな世)”につながる
らぱぱぱられる れるらぱられる
ぱぱるぱりらり るらぱれぱらる
そうはいっても開発途上
今はモニターで見れるだけ
それでも皆知りたがるよ
“並行世界(パラレルな世)”のじぶんを...パラレルな彼女(ぼく)
kanata
1.
博士はずっと水をあげていた、口笛を吹きながら。
博士はずっと様子を見ていた、話しかけたりもして。
「まだ咲いてないね。」
博士はずっと夢を見ていた、この花の目が開(ひら)くのを。
2.
ある日博士が部屋に入ると、花が歌っていた。
いつも口ずさんでいた曲。博士の子の好きな曲。
「目はまだ開(あ)...【KAITOで】人植物【パラレル歌詞物語】
月條現矢