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泡沫の人魚姫
海の底の奥深く 人魚の国がありました
お姫様は美しく 絢爛豪華に暮らしてた
だけどそんな生活も
ずぅっと続けば飽きるもの
「さあさ愚かな男共よ この私が欲しいなら
退屈すぎる毎日を 早くどうにかして!」
人魚の国のお城では 毎日毎晩パーティー
お姫様は退屈で 次々首を刎ねてった
だけど...泡沫の人魚姫
六十九
想いだけ抱きしめ
生きてゆけたのなら
どんなにいいでしょう
幻だとしても
アナタ想えるなら
満たされるでしょう
そばにいると切ない
叶わぬならばいっそ
一緒に海に
消えてしまいたい...Mermaid Blue 【採用されました】
ひなぁ
少年があの浜辺についたのは夜でした。そこには誰一人いませんでした。
少年は次の日の夜まで待つつもりでした。そして少女が現れなかったら、いさぎよく帰るつもりでもありました。
岩に腰掛けて海を眺めていた少年は無意識に人魚の歌を口ずさんでいました。ちょうど一曲歌い終わった頃、誰かの足音がしました。
あの少...人魚レン7
月月月
少年は超巨大タコにマグロを差し出そうとしました。しかし超巨大タコは少年の存在に気づいていません。少年は超巨大タコを力一杯マグロでつつきました。やっと超巨大タコは少年の存在に気づきました。しかしどういうわけか、超巨大タコはそれを攻撃してきたものと認識してしまい、少年を足ですくい上げてしまいました。
あ...人魚レン6
月月月
王宮の暮らし慣れてきた頃、庭でお互いの花冠を作っていた二人は、兵士たちがなにやら騒いでいるのに気づきました。
少女が向こうから走ってやってくる鎧をつけた兵士に尋ねました。
すると兵士は、
「化け物だ!!海に巨大な化け物がいる!」
と叫びました。
少年と少女は走って海へと向かいました。
海に着くとあた...人魚レン5
月月月
ある日、少年は少女が口ずさんだ歌を何となく聞いていました。その歌は少年が知っている人魚の歌とよく似たメロディーでしたが、歌詞は違うようでした。
ある人間が恋をした
とても美しい人だった
声を聞くことはできなかったけどずっと一緒にいたいと思った
その人が寂しそうに海を見ていた
海に...人魚レン4
月月月
ようやく帰ってきた少年を姉は叱り、そして抱きしめました。
しかし、どこか呆然としている弟に気づいた姉は理由を尋ねました。
ぽつりぽつりと経緯を説明する弟の話を聞いて、姉は確信しました。
「あなたはその子に恋をしたのよ」
そう諭された少年はびっくりすると同時に納得もしました。そしてますます、少女のこと...人魚レン3
月月月
海の上はあいにくの曇り空でしたが、少年は物珍しそうに、きょろきょろとあたりを見渡していました。
そうしている内に、空にどす黒い雨雲が現れました。
姉は経験上その雲が嵐の原因だと言うことを知っていたので、海に戻ろうとしましたが少年の姿が見あたりません。
しばらく探しましたが、次第に風も強くなってきてい...人魚レン2
月月月
むかしむかしあるところに人魚たちの間で歌い継がれている、ある言い伝えがありました。
人魚が人間に恋をした
どうしても人間に会いたかった
悩み苦しみ切望して魔女に懇願しにいった
声と引き替え人間に だけど海には入っちゃだめよ
魔法が解けてしまうから
人魚は劇薬を飲み干した
...人魚レン1
月月月
私が歌ってあげる
奏でてあげる
弾いてあげる
人魚姫が歌ってた
星空を夢見たこの歌を
人魚姫が夢見た世界
青く輝く大空
色とりどりに咲いた花
たくさんの星に
羽ばたく鳥...星に願った人魚姫
シャナイア
蒼く 暗い 水底で紡ぐ旋律(コエ)
あの頃の 透き通ったそれも
そう あなたへは繋がらない
「弱かったのわたし...」
自ら断った あなたの命(ぬくもり)
それが ほら また
酷くわたしの胸を叩くわ
あなたからわたし 恋逃げ
美しくなんて ないのよ
あなたから伝わる 愛説...褪色追想
黒猫魚太朗
私信じてたのよ
あなたが王子様だと
あんなにも愛し
愛されていたのに
何がいけなかったの?
私は今でも
こんなにあなたを
愛しているのに
涙の海の
あぶくとなって消える...人魚姫
ぶおーにょ
いつも見ていた
遠くも近くもない距離で
交わることは決してない
捻れた位置の私たち
歩いていける足があれば
或いは同じ言語(コトバ)があれば
二人は近付けただろうか?
ありもしない空想が膨らむだけ
あなたを想い続けることは
いけない事だとはわかっていても...being bubble
七瀬 瑠樹
泡の喘ぎは 目に浸みる
それはまるで 鏡のように
揺らめく水面を 映して
逃げ出す私を 捕らえ続ける
貝殻の中は 苦しい
麗しき鱗 煌めかせ
思うがまま 泳ぎ廻り
真実の酸素を 吸ってみたい
恋い焦がれるのは 曇天
けれど其処に 届くようには...リアルマーメイド
aotuki18
ああ、歌を無くしたあの時から
もう覚悟は出来ていた。
アナタを失うくらいなら
泡となって消え失せたいと
これは幸せな運命
出会うはずのない広い海原で
出会ってしまった
物語のページが開く
これは残酷な運命
出会ってはいけない二人が...人魚姫
けろん。
このまま熔けてしまえたらいい
あなたの手のひらで
夢だなんて知っているのよ
きらり きらり
触れた先からこぼれていくの
そうして沈んでしまえたらいい
あなたの手のひらを
つかむことなんてできないのよ
ゆらり ゆらり
光がゆがんで消えていくの...サカナ
11月
欠片月 砕かれる夢の末路 知らないまま
波 漂い待つ 雲 途切れた先 光
水面鏡 揺れて 誘う(いざなう) 遥かな 世界
星が煌めいて 鱗の反射
指先 兆しの音色 触れる
一度きりに 焦がれていた時間へ募る想い
犠牲と希望 秤にかけたこと 決意の歌を奏でたことも
悔やみはしない 水音の響きに別れを告...深海
リア嬢
王子の16歳を祝う祭りは船の上で行われていた。いくつもの旗が翻り、夜空に花火が上がり、それはそれは見事なものだった。
ところが、突然やってきた嵐により王子たちの船は砕け、海に投げ出されてしまう。
意識を失った王子は(人魚姫に助けられ)、隣の国の浜辺へと運ばれた。次に目覚めた時王子の近くにいたの...人魚姫 王子side 覚書
浮草
おのれの声と引き換えに
故郷を捨てた人魚姫
恋に敗れて 悲しみ深く
夜明けの海に消え去った
魔女は水面をふと見上げ
「ばかな子だね」と呟いた
何も知らない王子らは
娘を探し さまようが
ついに行方は 誰にも知れず
呼び声だけが こだまする...魔女は小さくつぶやいた【動画化済】
浮草
その日は 私の誕生日
嵐が去った海の上
美しい貴方を見つけました
そして恋に落ちたのです
この声と引き換えに
人間〈ヒト〉の足を貰いました
足は酷く痛むけど
貴方に会えるなら
痛みなんて、、、、
<Mermaid>...マーメイド
優梨
深い海の中 人魚は人に恋をした
禁忌を犯してまで 側にいたいと願うほど
禁忌の代償に手に入れた足は 歩くたび痛み
美しい声は奪われ あがらない悲鳴をあげながら
「痛みにはもう慣れた 今はあなたを失う事が
何より一番怖いのです」
愛した王子はやがて ど...消滅マーメイド
嘘800
いつかちゃんと 出逢える時がくるのなら
あなたの手をとって 共に生きましょう きっと一つになれるから
この歌あなたに届くなら この私(いのち)さえも惜しまない
失声(しっせい)の人魚姫 約束の期日(あわになるまで)あと少し
小娘の歌声など及ばない 嗚呼 この歌を聴いて
一夜(いっとき)の情事(かんじ...狂想恋歌 ―人魚姫―
カミナリ
アナタの瞳 映る
それだけ願っていたのだけれど
どうしても 届かない
このヒレなければよかった?
御伽噺(おとぎばなし)の人魚姫
泡となれればこの思い 溶けて
くれるかな?
叶わない恋と知っても なお 夢見ることをやめたくない
この声ささげればアナタの瞳 見つめられるのでしょうか
アナタと想い 交...「恋、夢見る、人魚姫」
花緑青
(青く澄んだ
深い水底(みなそこ)
歌う人形(ひとかた)
哀れな人魚
青く広がる
光る水底(みなそこ)
望んだアナタ
何故か遠いの)×2
アナタの瞳 映る
それだけ願っていたのだけれど...「恋、夢見る、人魚姫」原文
花緑青
あの空に眩しく輝く夢を追いかける
翼が欲しいと僕に頼んだのは君だろう
後悔はしないとあの時に誓った言葉が
嘘だってくらい僕にはわかっていたのさ
翼を得るのに代償が必要なことは知っていたはず
それでも僕が君に与えた翼は
果たして空を駆けることが出来たのか
それともイカロスの翼にすぎないのか
君が生きる...curse
威-take
あなたの声すら届かない深海の海
あたしはそこで悲劇の人魚姫気取ってみるの
歌なんて歌ってアイドルのように笑って見せても
いつかはすべて忘れ去られるもの
一人ぼっちになって 何もかも忘れ去られるのなら
いっそこの手で沈めたい そうでしょ?
歌声すら涙すら届かない深海の中
あたしはひとり叫んでみるの
あ...人魚姫
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