タグ:Bad_∞_End_∞_Night
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……ようこそ。
えっ、タイトル詐欺だろ、って? さっさと続きを見せろ、だと?
まあまあ、慌てる気持ちはわかります。ですがね、説明しておかなくちゃいけないんですよ。
これから始まる最終話は、“望まれるパターン”ではありません。何言ってるかって? 脚本が破綻したからですよ。猶予もなかったんでしょ...Bad ∞ End ∞ Night No.06【自己解釈】
aurora
「おい、どういうことだ……」
主人が驚いたのは、村娘が棺の空間へと向かってた時だった。
「どうしたの?」
それを見て奥方が、首をかしげる。
「見てくれ」
そこにあったのは――台本。ここにいた7人の人間がそのために動く、謂わば神からの命令。しかし今、そのページが無残にも契られている。
「……待っ...Bad ∞ End ∞ Night No.05【自己解釈】
aurora
「……ふわあ……よく寝た……」
村娘は目を覚ますと同時に頭を抱えた。
「いてて……ほんと二日酔いって怖いね……」
そんなことを呟いて、ふと思った。
――朝が来ない。
≪Bad ∞ End ∞ NightⅣ 【自己解釈】≫
「な、なんで……? どうしてなの……?」
村娘はそれに恐れ、急いで隣の部...Bad ∞ End ∞ Night No.04【自己解釈】
aurora
物語は、村娘の手によって“本当の終わり”を迎えようとしていた――
三年前、複数の村から人が七人、消えた。
消えた七人の行方は、定かではなかった。
村の人々は、彼らが殺されてしまったものだと考え、彼らを“いなかった”ことと思い込んでしまった。
しかし、実は彼らはまだ生きていた。
村から離れた、巨大な森...Bad ∞ End ∞ Night 4【自己解釈】
ゆるりー
「そっちは見つかったか!?」
「いいえ、厨房も客室にもいなかったわ」
そんな声が聞こえてくる。
みんな私を捜しているんだ。
そして、きっと殺されちゃうんだ。
最初からそのつもりで、私を引き入れたに決まってる。
思えば変なことばかりだ。
『器』とか、『値踏み』とか。
そして、この森に入った人は二度と帰...Bad ∞ End ∞ Night 3【自己解釈】
ゆるりー
「でも、こうして会うのも何かの縁です。
今日はそんなことを忘れて、一緒に宴をしましょう」
主人はそう言って一番向こうの椅子に座る。
「なら、パーティー!」
「パーティー!!」
少女人形と少年人形は互いに言葉を復唱した。
そして、みんなは一斉に言った。
「『歓迎しよう!』」
≪Bad ∞ En...Bad ∞ End ∞ Night No.03【自己解釈】
aurora
「ようこそ。不思議の館へ」
不意に声をかけられて村娘は後ろを振り返る。
「どうしましたか?
何か驚くことでも?」
そこには少女がいた。否、少女ではない。人形だった。人形は黄色い髪をしていた。少女だった。少なくとも、最初から少女でなく人形と言い切る人間はそう居ないだろう。
「どうしました……?
...Bad ∞ End ∞ Night No.02【自己解釈】
aurora
宴から一夜が明けた。
すっかり疲れ果てた私は、この屋敷に泊めてもらった。
そして、異変に気づいた。
いつのまにか眠っていたらしいのだが、目を開けても夜のままだった。
かなり眠っていたはずだが、一向に朝がこないのだ。
「あれぇ…?」
階段を降りる。
「…て、あんたは…」
「っちこそ…まえは…」
階段を...Bad ∞ End ∞ Night 2【自己解釈】
ゆるりー
村の娘は、夜遅くに山道を歩いていた。
森は鬱蒼と生い茂っていて、迷うことは明白だった。
……というかすでに迷っているのだが。
「……う~ん、確かこの辺ってことは解ってるんだけどなあ」
村娘は色あせた手紙を持っていた。
朝起きたら自分が何故か持っていて、何故かこの森を歩いていたというのだ。ま...Bad ∞ End ∞ Night No.01【自己解釈】
aurora
それは、月の綺麗な夜。
深い森の奥。
それは、暗闇に包まれている。
その森は、道が入り組んでいる。
道に迷いやすいのだ。
その森に入った者は、どういうことか帰ってくることはない。
その理由は、さだかではない。
その森の奥に、ある村の娘が迷い込んだ。
「どうすれば、いいんだろう」
その娘の手には、色あ...Bad ∞ End ∞ Night 1【自己解釈】
ゆるりー